リアルスポーツ(旧内外タイムス)で構想が明らかになったアントニオ猪木を中心とする同盟。
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ライセンス問題などで協調路線にあった新日本プロレス、全日本プロレス、そしてノアのメジャー3団体がより緊密な関係を保持する可能性は大である。その一方で、IGFのアントニオ猪木代表を中心とする闘魂の流れを汲む団体の連携も目立ってきた。多団体時代を経て氷河期に突入したマット界は、生き残りをかけた二大勢力のぶつかり合いが生まれようとしている。
そんなメジャー3団体に対するのが、アントニオ猪木率いるIGFを中心とした闘魂同盟だ。
一昨年6月に旗揚げされたIGFは、メジャー3団体の動向に左右されることなく、独自路線を貫いている。猪木という絶大なるネームバリューを誇る象徴が先頭に立ち、これぞストロングスタイルという試合を全国のファンに届けてきた。会場には常に超満員のファンが集結。2〜3カ月に一度と興行数こそ少ないが、他団体にはない熱気を生んできたイベントである。
そんなIGFも昨年末から変化の兆しを見せている。昨年11月の名古屋大会に初代タイガーマスク、藤波辰爾という昭和新日本の流れを汲む、ベテランふたりが参戦。まさかの初シングルを実現させ、ファンを熱狂させたのは記憶に新しいところだが、これを機に猪木と初代タイガーらが急接近した。
彼らは「プロレス復興」を合言葉に、IGFだけでなく、リアルジャパンやドラディションなどで、レジェンドにしか見せることができない戦いをファンに提供。独自の形でプロレス人気再燃への動きを見せている。
猪木・IGFとは直接的な連動こそ見せていないものの、革命戦士・長州力も藤波&タイガーに呼応。“龍虎革命”を実現させるべく、ユニットとしての活動を活発化させている。こうした動きも、猪木らが目指す「プロレス復権」に繋がっていくもの。
今後の日本マット界は三大メジャー連合、闘魂同盟の二大勢力がどのように動くかで大きく勢力図が変わってくるだろう。氷河期といわれる現状を打破するためにも、二大勢力による切磋琢磨は大歓迎。今年の夏から秋にかけて、日本プロレス界に新たな風が巻き起こる。
妄想乙
困ったときには