全国東宝系(2010年公開)
「食堂かたつむり」のファンクラブ
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原作 小川 糸(「食堂かたつむり」ポプラ社 刊)
監督 富永まい
キャスト 柴咲コウ 余貴美子
脚本 高井浩子
公式サイト
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〜STORY〜
失恋から失語症になったヒロイン・倫子が作る料理は、食べる人を次々と幸せにする。そして、子供の頃からなじめなかった自由奔放な母との思いがけない和解。「生きる上でとても大切な『食べる』ということ、ただそれの描写だけではなく、そこから生まれる人と人とのつながりを温かく深く感じた」食べ物が持つ不思議な力にひかれ、出演を決めた。
倫子が開いた「食堂かたつむり」で料理を作るシーンはすべて吹き替えなし。実生活でも家事をこなし、玄米や黒米で炊く土鍋ご飯が得意という柴咲は「日々の家での生活を飾らずに、プラス懸命に愛情を込めてできれば大丈夫だと思います」。セリフがほとんどないのも新たな挑戦。「自分の感化されやすい部分を生かせたら」普段の生活も無口になるほど、世界観にはまっている。
「食堂―」は昨年1月にポプラ社から刊行され、新人作家の作品にもかかわらず、20〜30代の女性を中心に支持を集めた話題作。CM業界出身で長編は2作目となる富永まい監督、演劇出身で映画は今回初めての脚本家・高井浩子さんと、スタッフも女性中心の編成で挑む。
柴咲の相手役として大きな役割を果たす破天荒な母親は余貴美子(53)が演じる。さらに、三浦友和(57)、ブラザートム(53)といった個性派メンバーが集結。母のペットのブタも重要な鍵を握る。アニメやCGを使ったミュージカルや空想シーンなど、斬新な手法も使いながら、フランス映画「アメリ」のような大人向けのファンタジーを目指す。
今年は映画、ドラマ含めて出演作はこの一本に絞った柴咲。「自分をいつくしみ周囲を愛せるようになれる、じんわり心に届くに作品になると思います」撮影は先月中旬から今月下旬まで、都内のスタジオや長野県などで行われ、公開は来年を予定している。
料理の神様、お願いします――衝撃的な失恋のあと、倫子は故郷に戻り実家の離れで食堂を始める。ある噂とともに店は評判になるが。
「食べる」ことは
愛することであり、
愛されることであり、
つまり生きることなんだ
って改めて教えられる
素敵な物語でした。 ―――草野マサムネ(スピッツ)
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毎日口にするごはんに
こんな物語が
詰まっているなんて
気がつかなかった。
これからは大きな声で
「いただきます」と言いたい。―――岡野昭仁(ポルノグラフィティ)
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失ったもの:恋、家財道具一式、声
残ったもの:ぬか床
ふるさとに戻り、メニューのない食堂をはじめた倫子。
お客は一日一組だけ。
そこでの出会いが、徐々にすべてを変えていく。
製作:映画『食堂かたつむり』製作委員会
イメージイラスト:富永まい
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