- 詳細 2013年9月3日 14:29更新
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中華民國(臺灣)總統蔣經國(１９１０年４月２７日〜１９８８年１月１３日)
台湾の歴代総統のうち、蒋介石、李登輝、馬英九各総統のコミュニティはありますが、蒋経国総統のコミュニティがなかったので作成しました。(なお、嚴家淦と陳水扁各総統のコミュニティも現在のところないようです。)
蒋介石の長男として生まれ、ソビエトに留学した元共産主義者、特務の黒幕として台湾に君臨し、行政院長として台湾の高度成長を主導し、総統として戒厳令解除をはじめとする民主化への方向を示した人物です。
台湾では歴代総統の中で最も評価されているようですが、日本では蒋介石や李登輝の影に隠れて知名度はあまり高くありません。
様々な「顔」を持つこの台湾総統の情報交換の場として開設しました。
蒋経国 略歴・１９１０年４月２７日(民國前二年、宣統二年庚戌)
浙江省奉化県に蒋介石と毛福梅の長男として出生。
幼名は建豊。
・１９２２年
上海の中学校に入学。
・１９２５年
五卅運動に積極的に関与。
父親である蒋介石(当時中華民国国民政府軍事委員会委員)と対立し、中国共産党に入党。
・１９２５年１０月
蒋介石と本格的な共産主義者になるべく、ソビエト連邦のモスクワ中山大学に留学。
・留学中
ロシア名 ニコライ・ウラジーミロヴィチ・エリザロフ（Nikolai Vladimirovich Elizarov）を与えられ、ソビエト共産党にも正式に入党。
・１９２７年
モスクワ中山大学を卒業。
蒋介石が起こした上海クーデターによって中国国民党と中国共産党が敵対関係に入ると、ヨシフ・スターリンより事実上の人質にされる。
・ソ連時代
中国共産党の王明に強要され蒋介石を打倒せよという手記を発表。
スターリンとレフ・トロツキーの権力闘争によりシベリアに送られる。
・１９３５年３月１５日
ソビエトにおいて、ロシア人女性 ファイナ・イパーチェヴナ・ヴァフレヴァ（Faina Ipat'evna Vakhreva 中国語名・蔣方良）と結婚。
・１９３６年１２月１２日
西安事件が発生。
第二次国共合作が成立。
・１９３７年３月２５日
ソ連から帰国、蒋介石と和解。
・１９３８年
中国国民党に入党。
・１９３９年
江西省第４区（贛南地区）行政督察専員兼区保安司令に就任する。
・１９４４年
三民主義青年団組訓処処長(中央幹部学校教育長)、青年軍編練総監部政治部主任に就任。
・１９４５年６月
蒋介石の代理として国府代表団に加わり訪ソ。
中ソ友好同盟条約の締結交渉に参与。スターリンと会談。
・１９４５年１０月
外交部東北(旧満州)特派員。
・１９４８年
上海経済監督官。
・１９４８年１２月
中国国民党台湾省党部主任委員。
・１９４９年１月
蒋介石総統の辞任に伴い父と共に故郷に戻るが、まもなく父の密命で上海に向かい、中央銀行の金庫に保管されていた外貨や金塊の台湾移送など、台北遷都に向けた準備工作に関与。
・１９４９年１２月１０日
蒋介石と共に成都から台北に移動。
・１９５０年
国防部総作戦部主任。
総統府資料室主任(国家安全局の前身)
・１９５０年７月
中国国民党中央改造委員会委員。
中国国民党中央改造委員。
・１９５２年１０月３１日
中国青年反共救国団（現在の中国青年救国団）主任。
・１９５４年１１月１日
行政院国軍退除役官兵就業輔導委員会副主任委員。
国防会議副秘書長
・１９５７年６月１日
行政院国軍退除役官兵就業輔導委員会主任委員。
・１９５８年７月１４日
行政院政務委員
・１９６４年３月１３日
国防部副部長
・１９６５年１月１３日
国防部長
・１９６９年６月２６日
行政院副院長
・１９６９年８月４日
国際経済合作発展委員会主任委員
・１９７２年５月２６日
行政院院長
・１９７５年４月２８日
中国国民党中央委員会主席
・１９７８年５月２０日
中華民国第６任総統
・１９８４年５月２０日
中華民国第７任総統
・１９８７年７月１日
台湾における戒厳令を解除。
・１９８８年１月１３日
台北において死去。
・１９８８年１月３０日
国葬。
棺は桃園県大渓鎮に運ばれ、「大渓陵寝」に現在も安置されている。
※年表は作成中で正確でない部分があります。
※参考
本田善彦「台湾総統列伝」中央公論新社
中華民国総統府ウェブサイト
http://www.pre sident. gov.tw/ 1_roc_i ntro/xp residen t/d_cha 2.html
