Nazgûl(ナズグル)。
黒の乗り手。
あの雰囲気に引き込まれる人、ご参加お待ちしています。
9人のナズグルは、かつては力ある死すべき定めの人間であり、サウロンはかれらに九つの力の指輪を与えた。サウロンはこれらの指輪を用いて九人を隷属させたのです。
指輪は彼らに自然ならざる力を与えましたが、同時にかれらの人としての存在は小さくなり、ついにはサウロンの命令に従う邪悪な幽鬼となりました。
ナズグルに対するサウロンの信頼は厚く、モルドールの全軍の指揮は彼らに委ねられている。またサウロンは彼らには西方との全面戦争が始まるまでは大河アンドゥインを渡ることを許さなかったと言います。
ナズグルが最初にあらわれたのは第二紀の2251年。彼らはすぐにサウロンの有力な召使としての地位を確立します。3434年にサウロンがエルフと人間の最後の同盟によって敗北させられ、3441年に打ち倒されたとき、指輪の幽鬼は散り散りになります。
しかし、一つの指輪があるかぎり、ナズグルも決して滅びることはなかった。彼らは第三紀の1300年ごろにふたたび姿をあらわし、ナズグールの首領であるアングマールの魔王はサウロンの軍勢を率いて北方王国アルノールを攻撃した。1975年の合戦で魔王はついに敗北し、モルドールへと帰還した。モルドールにおいて魔王は残りのナズグールを招集し、サウロンの帰還に備えた。2000年にはミナス・イシルを攻撃し、2年間の包囲戦ののちに陥落させた。以来都市はナズグールの本拠地となり、かれらはそこからサウロン軍の再建を指揮します。
2942年。サウロンがモルドールに帰還し、2951年には自らの存在を公然と明らかにしました。同年、三人の幽鬼がドル・グルドゥアの要塞を取り戻すために派遣された。
3017年。ゴクリから得られた情報によって「ホビット庄のバギンズ」が一つの指輪を持っていることが明らかになると、サウロンは3018年にオスギリアスを陥落させた後、指輪の幽鬼に一つの指輪を取り戻す任務を与えた。かれらは黒装束の騎手に変装し、ビルボ・バギンズを探した。
物語の終わりには九人の指輪の幽鬼は全て滅びました。ナズグールの首領(アングマールの魔王)自身はペレンノール野の合戦でエオウィンが(メリーの助けを得て)滅ぼした。残りの八人の指輪の幽鬼は黒門における最後の戦いで西方の軍を攻撃した。しかしフロドが滅びの山の亀裂において一つの指輪をはめたとき、サウロンはかれらに風よりも速く滅びの山へ飛び、フロドを捕まえるように命令した。しかしかれらは間に合わず、指輪はゴクリとともに滅びの亀裂へ落ちた。八人の幽鬼は滅びの山の噴火に巻き込まれ、全員が溶岩に焼かれて滅んだのです。
トールキンの作品中で、名前が与えられるなどして個別に言及されている指輪の幽鬼はわずかです。指輪の幽鬼の首領はアングマールの魔王としても知られており、副官はハムールという名です。かれらのうちアングマールの魔王を含め、少なくとも三人は、黒きヌーメノール人であることが分かっています。
困ったときには