風が如く

詳細 2014年10月25日 02:05更新

週間少年ﾁｬﾝﾋﾟｵﾝにて2008年10月23日発売の47号より連載を開始した米原秀幸先生による戦国ｱﾄﾞﾍﾞﾝﾁｬｰ

戦国時代を舞台としながら時空を超えたｽﾄｰﾘｰとなっている。

〜序章〜

戦国の世に16歳にして天才的な盗術を備え､風のような身体能力と剣技を併せ持つ盗賊がいた。
ある日その盗賊はあるお宝の話を耳にする。
『月詠みの箱』−正体のわからないこの響きに両手が疼く。
しかし､ひと苦労の末に奪ったお宝の正体はなんと幼い少女だった。
そしてある半月の夜､幼い少女は姿を変え､『五つの宝物を集め少女を月へ帰す』事を小悪党の大盗賊に命じるのである。



主な登場人物

五右衛門一派


〇石川五右衛門(年齢16歳)
意地っ張りでわがまま､小悪党の大盗賊で､風を身に纏うように人の上を飛び回り､刀をかわすほどの身体能力の持ち主。
人間離れした必殺技も持っていて､未体験の単車やﾓｰﾀｰﾎﾞｰﾄもあっさりと駆る事が出来た。
『豪快な盗術･風の如き剣技』が巷で噂になっている盗賊で正義ではないものの､非人間的な者に対しては牙を剥き出しにする事があり､その場合はお宝よりも道徳が優先される節があるが､自ら『小悪党の大盗賊』と名乗るほどでやはり盗賊である。
一匹狼で世間にかまわず生きてきたが､かぐやと出逢った事で何かが変わり始めた。
目的は『かぐやを月へ帰し､そして月を盗る事』である。

○かぐや(年齢704歳)
五右衛門が盗んだ『月詠みの箱』に閉じ込められていた少女で､年に一度､満月の夜に望んだ物を呼び寄せる不思議な力を持っている｡
自称704歳という事と､年に一度､望んだ物を呼び寄せるという事なので､『この時代には存在しないはずの700以上のｱｲﾃﾑ』がこの時代に存在する事になる｡
例:単車･下衆燐･ﾋﾟｽﾄﾙ･ﾓｰﾀｰﾎﾞｰﾄなど...

○ﾜｰﾌﾟくん/時越速太(年齢16歳)
作中で唯一の現代人で､かぐやが単車を呼び寄せた時に､不運にも現代から戦国時代へﾀｲﾑｽﾘｯﾌﾟしてしまい､金太郎に『この時代にﾜｰﾌﾟしてしまった』事を伝えようとするも通じず､あだ名が『ﾜｰﾌﾟくん』になってしまった｡

○田中金太郎(年齢16歳)
伝説の武人･坂田金時の末裔で､大きな木箱の箪笥を背負い､相棒の坂田さんと共に先祖が残した宝を探し求めて旅をしている途中で五右衛門に出逢った｡
大柄でﾄﾞﾚｯﾄﾞﾍｱを元結で束ね､巨大な鉞を使いこなす怪力であり､素手での戦いでも鬼族の斬鬼を打ち負かすほどの強さを誇る｡弱点は泳げない事｡

○坂田さん(年齢不詳)
いわゆるﾊﾟﾝﾀﾞで､金太郎が幼い頃から行動を共にする金太郎の相棒で､名前の由来は『偉大なご先祖様の名前を忘れないように』とのことから｡そして金太郎同様泳げない｡
必殺技:坂田砲


織田家


〇織田信長
宝物『竜の首の珠』担当｡
『破壊こそ創造』を詠う戦国の魔王であり､天下人に最も近い戦国の雄。
古びた秩序を破壊し､新しい時代を創造しようと五宝物を集め､その力で新時代の創造者になろうと目論んでいる｡
一度は五宝物を揃え､かぐやを攫い､儀式を行ったがその最中､五右衛門によってかぐやを奪い返され､再び宝物を集めるように五武将に命じた｡
任務を遂行出来なかった秀吉をあっさり殺そうとしたり､部下や他人に対して非常に冷酷だが､亡き部下を弔う男気ある一面もある｡


織田家五武将


〇羽柴秀吉
宝物『月詠みの箱(かぐや)』担当｡
信長の命によりかぐやを攫い､一度は失敗し信長に殺されそうになるも､猿の道化をし､その場を逃れ､再び捜しに出て五右衛門からかぐやを奪った｡
動きが非常に素早く､ﾋﾟｽﾄﾙを所持し､その命中精度は高く､金太郎の鉞をあっさりかわし五右衛門を銃撃した｡

○柴田勝家
宝物『仏の御石の鉢』担当。
鬼が島出身で鬼と人間の混血。本名は勝鬼。
ｽｷﾝﾍｯﾄﾞで顎鬚を蓄えていて、過去に信長と対峙した際に負った傷が顔の右側の額から頬にかけてある。
鬼の強さを人間に誇示する為に鬼が島を出たが、信長の強さに共鳴し、自ら額の角を折り、信長に捧げ忠誠を誓う事となった。
五宝物の儀式を五右衛門に荒らされた後、信長に再び宝物を集めるよう命じられ鬼が島に赴いた際、仏の御石の鉢を手にした時に黒い力に支配され、感情が鬼として蘇り、人の血に身を沈めた事によって鬼として完全に再生し巨大化、化け物のような姿で覚醒し、五右衛門の前に立ちはだかった。


○滝川一益
宝物『燕の子安貝』担当。
詳細不明

○前田利家
宝物『火鼠の皮衣』担当。
詳細不明

○明智光秀
宝物『蓬莱の珠の枝』担当。
詳細不明




現在､単行本は4巻まで発売中

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