まゆげのない男、真田志郎の得意とする言葉。
未知の兵器をひと目見ただけで名前すらも見極め、
あろうことか、見たことのない兵器のための装置までも
あらかじめ作ってしまっているという
先見の明の持ち主。
(しかも、作ってたことすら誰も知らないのだ)
ヤマトの予算は技師長真田さんに牛耳られている
と言っても過言ではないだろう。
敵のテクノロジーをいとも容易に暴いてしまう、
まさに敵にとっては真に恐れるべき相手。
宇宙に旅立つより、その分真田さんに予算を割き
彼の生命を最優先することの方が
地球の未来は安泰なのではないかと思われる。
さぁ、キミも言ってみないか。
「こんなこともあろうかと」
・靴を片方改造しておいたよ。
・サングラスに対閃光防御機能を付けておいたぞ。
・手袋にハイパー放射ミサイルを付けておいたんだ。
可能性は無限に広がるぞ。
-真田志郎-
西暦2171年生まれ。
宇宙戦艦ヤマト工場班班長、技師長。のちに副長。
じつは手足は高性能爆弾をしこんだ義肢であり、
それは幼い頃の事故で最愛の姉とともに
自分の手足も失ったため。
彼は、その事故が機械のせいだと信じて
その機械に復讐するために技術者への道を歩んだ。
謎多き人物である。
...というよりもしかして、真田さんは実は
「全宇宙の悪を総括する首領」
なのではなかろうか。
侵略者達の手の内をすべて知り尽くすあたり、
ていうか一介の兵器の名前まで知っているあたり、
自分で武器を開発しているとしか思えない。
こんなこともあろうかと、
地球という星を隠れ蓑にしているのではないか。
疑う者は誰もいないのだ。