マイケル・ジャクソンの「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」好きが集まるコミュニティです。
Michael Jackson - They Don't Care About Us
ショートフィルムは2種類ありまして、
「プリズンバージョン」と「ブラジルバージョン」があります。
2種類とも「VISION 3枚組 DVD」に収録されています。
Jew me, sue me, everybody do me
Kick me, kyke me, don't you black or white me.
の一部分が、検閲後には電子音で消されています。
(ユダヤ系の人達に反感をかってしまったらしい…)
ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス(They Don't Care About Us)は、マイケル・ジャクソンが1996年4月に発表したシングル。1995年のアルバム『ヒストリー』からのシングル・カットである。作詞・作曲はマイケル・ジャクソン自身による。
本作は歌詞とミュージック・ビデオの両方で論争を起こした作品として知られる。
歌詞は、一部(「jew me」および「kike me」)が、マイケルによる「僕を騙す」という本来の意味ではなく、「私をユダヤ人にする」という意味にも取られるとして、「人権的偏見を煽る歌詞がある」、「反ユダヤ曲である」と批判された。問題部分だとし抗議していた反ユダヤ活動監視団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は、『“kike”はユダヤ人に対する侮蔑的言葉の俗語。“jew”はユダヤ人を指す言葉で、それ自体は侮蔑的な意味を持たないが、“kike”と並列して使うと否定的意味合いを帯びる結果を招いてしまう』との見解を示した。ジャクソンは直ちに、自分は反ユダヤ主義者ではないとした上で、この曲でリスナーに不快感を与えたことを謝罪した。 シングル・バージョンでは、歌詞の問題となった当該個所にノイズが施される処置が行われた。
ちなみに、妊娠中だということでこの年の11月にジャクソンと結婚し、翌1997年2月に彼の長男を産んだ元妻のデビー・ロウはユダヤ系である。
ミュージック・ビデオは「プリズン・バージョン」と「ブラジル・バージョン」の2バージョンあり、どちらもスパイク・リーが監督することで話題になった。オリジナルであるプリズン・バージョン(監獄バージョン)には、「ロドニー・キング事件」および「ロス暴動」、「天安門事件」の他、戦争・核実験・暴動・集団暴行・虐待・クー・クラックス・クラン等の映像が多数使用されており、「暴力的である」としてMTVは放送を許可しなかった。2010年11月、「マイケル・ジャクソン VISION」が発売され、念願のプリズンバージョンもDVDに収録された。
ジャクソンは生前『ナンバー・ワンズ』(2003年)、『マイケル・ジャクソン:アルティメット・コレクション』(2004年)、『エッセンシャル・マイケル・ジャクソン』(2005年)、『キング・オブ・ポップ』(2008年)とベスト盤を多く出していたが、日本盤ではいずれのベストアルバムにも収録されなかった。『エッセンシャル・マイケル・ジャクソン』に関しては、インターナショナル盤に収録されたが、米国盤および日本盤には未収録となった。『キング・オブ・ポップ』に関しては、日本盤では収録されなかったが(投票結果:対象50曲中22位) イギリスなど他の国では収録されたものも多い。
ジャクソンは2009年7月からロンドンで「This Is It」と題する復活ツアーを予定していたが、6月25日の死去により実現できなかった。死の2日前の6月23日に、ロサンゼルス市内のステイプルズ・センターで行われた彼の「最後のリハーサル映像」(7月2日にAEGライブより一部公開、約1分40秒)に収録されていたのは、この“They Don't Care About Us”であった。これにより、同年10月28日公開の映画サウンドトラック盤『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』への収録が実現した。
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