55年、’56年、’57年の3年間にわたり生産されたシボレーを指して“トライシェビー”という。特に当時のトップグレードだったベルエアが有名だが、同車が生産されたのはこの3年間だけではない。ベルエアという名前が初めて登場したのは’50年のこと。以来、シボレー・パッセンジャーカーの1グレードと設定され、’75年までラインナップされていた。では、なぜ’55年からの3年間ばかりが強調されるかというと、やはりテールフィンの美しさからだろう。当時の最先端技術の結晶であった、飛行機やロケットをモチーフにしたトライシェビーのデザインは、’50年代のアメリカを代表するものであるのだから。
ここで、紹介する’57年式は、そんなトライシェビーの最終モデル。当時のシボレー・パッセンジャーカーはベルエアをフラッグシップとし、ツゥテン(210)、ワンフィフティ(150)という3つのグレード構成になっていた。共通のボディを採用していたので差違は小さくわかりにくいが、モールディングでそれぞれを見分けることができる。ワンフィフティはBピラーの後ろから一直線にモールディングが伸びるのみであり、ツゥテンはテールフィンに向かい扇が広がるように配置されていた。そしてベルエアは広がったモールディングの間にリブ入りのアルミ製パネルがはめ込まれているのが特徴なのだ。
ちなみにボディバリエーションは4ドアと2ドアのセダンとハードトップ、4ドア・ステーションワゴン、2ドア・ノマドと多種多様である。
■ENGINE
ベルエアに用意されていたのは235.5cu.in.の直6エンジン(140馬力)と256cu.in.のV8エンジン(162馬力もしくは170馬力)。オプションエンジンで220馬力、245馬力、280馬力、283馬力をそれぞれ発生する283cu.in.のV8エンジンが用意されていた。
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