- 詳細 2013年7月14日 21:24更新
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『パラカ着んさい。パラカ !!』
日系人の魂が作り上げたシャツ。それがパラカ
なんだ！パジャマじゃないか !!
なんて思ってしまうかもしれないが、
このパラカと呼ばれるチェック柄こそ、
ハワイの歴史上においても、非常に大
きく、深い意味を持っている柄なのだ。
ハワイという島々は今でこそ、アメリ
カ合衆国の50番目の州として位置付け
られているが、かつてハワイ王国であ
った時代から、労働者として、多くの
移民たちを受け入れて来た。ぜひオア
フ島にある「ビショップ博物館」を訪
れてほしい。そこにはハワイ繁栄に
大きく貢献した移民たちを讃える意味
で、ルーツである国々(中国、韓国、
沖縄、日本、フィリピン、ポルトガル
など)の文化を紹介する展示ブースが
鎮座ましましている。その移民者たち
の中でも、とくに苛酷な労働条件のも
とサトウキビ畑などで働いていた日系
人は、労働着として頑丈なパラカを愛
用した。とくに一世にとっては、郷里
で着ていた格子柄の浴衣を連想させ、
ゴバンジ(碁盤地)と呼ばれ人気を得
ていた。残念ながら10くらい前に閉
店してしまったが、ワイパフのアラカ
ワ・ストアは労働者の為のパラカ専門
店であった。この店の作る1920〜
30年代のパラカは、生地も丈夫で、厚
く、きめも粗く、色はブルーかダー
ク・ブルーのみであった。
そんなパラカに着目したのが、ギャ
ビー・パヒヌイ、エディ・カマエ、レ
イ・カーネといった本当のハワイを愛
してやまないミュージシャンたちであ
った。それが、当然のようにネイティ
ブ・ハワイアンやハオレ(白人)にも
拡大していった。そんなパラカと出会
ってしまった読者諸君！ハワイ通を
自認するなら、パラカ着んさい！
文／岡本ホーテン
※かなり前に某旅行雑誌の
ハワイ特集において管理人
が書いた原稿をそのまま転
載いたしました。
※ご挨拶は、こちらから
http://mixi.jp /view_b bs.pl?& id=4503 5002&co mm_id=4 458082
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