生物学者カンメラーに関する情報交換のトピックです。
何年か前に作りましたが、参加者がいなくて消されてしまいましたので、もう一度作りました。
獲得形質が遺伝する
というこの学者の説は、ダーウインの説と真っ向からぶつかるものでした。
WIKIより部分引用
獲得形質の遺伝を巡って [編集]
ダーウィニズムが進化論において主流の地位を占めた後でも、獲得形質の遺伝を証明しようとする実験が何度か行われている。特に有名なのは、オーストリアのパウル・カンメラーによるサンバガエルの実験である。彼は両生類の飼育に天才的な才能を持っていた[1]と伝えられ、陸で交接を行い足に卵をつけて孵化まで保護するサンバガエルを、水中で交接・産卵させることに成功した。水中で交接するカエルには雄の前足親指の瘤があって、これは水中で雌を捕まえるときに滑り止めの効果があると見られる。本来この瘤はサンバガエルには存在しないのだが、カンメラーはサンバガエルを3世代にわたって水中産卵させたところ、2代目でわずかに、3代目ではっきりとこの瘤が発現したと発表した。つまり、水中で交接することでこの形質が獲得されたというのである。ところが公表された標本を他の研究者が検証してみたところ、この瘤はインクを注入されたものであることが発覚。実験自体が悪質な捏造であると判断され、カンメラーは自殺した[2]。その後、サンバガエルの水中飼育に成功した例は存在しない。かといって、この実験自体が捏造であると確実に言い切れる証拠も無く、進化論史上のミステリーとなっている。
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カンメラー【Paul Kammerer】
1880年、ウィーン生まれ。1926年、オーストリー山中でピストル自殺。