自己顕示欲総合研究所(通称ジコケン)のオフィシャルコミュニティへようこそ!
【設立趣意】
〜自己顕示欲とは、自己の不安と他者への期待による、顕在化された所属及び承認欲求である。自己顕示欲の正しい理解、及びその健全なコントロール技術こそが今必要とされている。〜
アブラハム・マズロー(1908〜1970、米国)の欲求段階説によれば、人間の欲求は、生存欲求・安全欲求・所属欲求・承認欲求・自己実現欲求、の5段階からなるとされる。21世紀、高度経済成長を遂げて成熟社会に入った日本、これだけモノの豊かさに溢れた時代において、生存や安全の危険に晒される機会はほとんどないと言ってよい。必然的に、私たちの欲求のエネルギー(リビドー)は上位の欲求段階、すなわち所属及び承認の欲求へと向かう。
しかし、エーリッヒ・フロム(1990〜1980、独国)が指摘するように、産業時代の人々にとって、所属や承認は社会より受動的に与えられるものであり、自ら主体的に選択・表現するという必要な場面に置かれることは少なかった。ゆえに現代人は、自らの所属及び承認欲求の健全なるコントロール技術はまるで未発達のままである。これが歪んだ自己顕示欲となって顕在化し、他者とぶつかり合い、期待と失望、信頼と裏切り、愛と憎しみを生み出し、その狭間で現代人はもがき苦しむ。
社会生活において、食欲や性欲に適切なコントロールが求められているように、自己顕示欲にも健全たるコントロールの技術が必要である。
私は以上のような問題意識及び高い理念を持って自己顕示欲総合研究所を設立を宣言する。2009年7月吉日。
【活動概要】
当研究所は、人間の自己顕示欲をテーマに、
第一に、学術研究。心理学・精神分析学・社会学だけではなく、比較文化学・組織論・コミュニケーション学といった多面的なアプローチを通して、自己顕示欲の正しい理解と普及に務める。
第二に、学習機会の提供。日常生活の中で実践的に役立つ自己顕示欲のコントロール技術、これを学ぶ機会を無償で提供する。円滑なコミュニケーションの実践を支援することによって社会貢献を目指す。
自己顕示欲総合研究所の活動を通して、少しでも現代社会を生きる人たちの助けの光となることが当研究所としての願っての喜びである。
困ったときには