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近代日本ナショナリズムと天皇制

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詳細 2021年7月11日 12:58更新

 アソシエ(http://homepage3.nifty.com/associe-for-change/)の菅孝行講座(2011年5月第3木曜日開講予定:変更の場合があるのでご注意ください!)の参加者および参加はしなくとも天皇制に関して学問的な関心がある人の意見交換の場。理性的な議論ができる人であるならば政治的立場などには関係なく、党派的しがらみもないので誰でも是非参加してください。

2011年度天皇制講座

          日本の「近代化」と天皇制―幾つかの著作を手掛かりに
「明治維新」以来のこの国の150年の歴史過程は、あくなき「近代化」の追求の過程であり、天皇制は権力による上からの近代化の装置の枢要であった。同時に、権威への崇敬の念は「国家神道」という権力の生み出した虚構を媒介にして、国民に内面化されてきた。帝国主義戦争の敗北後、米軍による神道指令で、国家神道の宗教的な骨格をなしていた神社神道の特権的地位は解体された。しかしその後にも、天皇崇敬の念の反復的深化の装置は、皇室祭祀や祝日儀礼などを通して生活慣習のなかに組み込まれ延命した。そして再び、今度はより秘匿された民衆意識の<密教>として、戦後復興から今日に至る再度の「近代化」過程の意識の深層を形成してきた。津波による大量死と際限もない放射能漏れという事態をもたらした今次震災は、日本近代化の最悪の着地点であった。この時に当たり、近代化150年の過程における天皇制の機能(災厄)を、幾つかの視座から検証したい。
講座内容
1.日本「近代化」論再考―鹿鳴館主義とは何であったか 
磯田光一『鹿鳴館の系譜』(『思想としての東京』『戦後史の空間』など)
2.天皇を使った「詐欺」の歴史は何故可能であったか
  野田秀樹『南へ』 吉本・赤坂『天皇制の基層』
3.明治国家の形成と天皇―革命から守勢へ
坂野潤治『近代日本の国家構想』
4.講座派理論の歴史化 
松浦玲 『講座マルクス主義7』所収「付論2」など
5.改良運動と壮士の死 ―徳富蘇峰の転向
  木村直恵『青年の誕生』
6.明治の侵略戦争と日本人―二つの戦争が日本人をどう変えたか
  石光真清『城下の人』  谷川雁「城下の人覚書」(『工作者宣言』所収)など
7.日本天皇制国家と朝鮮・朝鮮人 
安宇植『天皇制と朝鮮人』など
8.部落差別と天皇制 
上野英信 『天皇陛下万歳』、拙著『部落差別と天皇制』『フォービギナーズ差別』など
9.天皇制国家の近代化と女性の動員 
加納実紀代『女性と天皇制』 藤井忠俊『国防婦人会』
10.戦後象徴天皇制と政治支配  
渡辺治『戦後政治史の中の天皇制』、安丸良夫『現代日本思想論−歴史意識とイデオロギー』など

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2009年7月3日

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カテゴリ
学問、研究
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