ジャズ・ファンクの神に愛された男、ビリー・ウッテン。この名も無き一人のローカル・ミュージシャンが生涯最高の激演を刻み込んだ夜。ジャズ・ファンク・アルバムの金字塔と呼ぶにふさわしいこのレコードはグルーヴ度、白熱度、阿鼻叫喚度、あらくれ度…その全てを空前絶後と形容するにふさわしい。数々のライヴ・ジャズ・ファンク・アルバムが打ち立てた伝説をいともたやすく凌駕する超幻の一枚!!!
「The Wooden Glass recorded Live」
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1972年のその夜、インディアナポリスの小さなクラブ"19thホール・ナイト・クラブ"にはファンクの神々が舞い降りたに違いない。その奇跡を演じたヴィブラフォニスト、ビリー・ウッテンはグラント・グリーン(g)のBN盤『Visions』『Shades Of Soul』などに参加しているインディアナポリスのローカル・ミュージシャン。79年のレア・グルーヴ名盤『イン・ディス・ワールド』でも知られている。当時のウッテンのレギュラー・バンド、ウドゥン・グラスはオルガン、ギター、ドラムからなるトリオ+ヴィブラフォン。そして奇跡の夜が始まった。
神がかり的な、とはまさにこのことである。冒頭の「Monkey Hips And Rice」から乱舞するヴァイブとファンク・ビートの連打で演奏は一気に沸点まで昇りつめる。息詰まるほどのハイテンション状態のまま幾度となく繰り出されるファンキィ・フレーズで意識はすっかりトランス状態。続く「We've Only Just Begun」「Joy Ride」も怒涛の大盛り上がりを見せ、ドラマティックスのカヴァー「In The Rain」のメロウネスで心も溶ける。まさに人生を変えてしまう一枚。
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