新劇場版エヴァンゲリオン 破 6月27日全国公開
アスカはアスカ
名前の由来は、大日本帝国海軍航空母艦「蒼龍(そうりゅう)」とアメリカ合衆国海軍航空母艦ラングレイ(CV-1)、ラングレー(CVL-27)(ただし、前者は沈没時は水上機母艦)、および、和田慎二の漫画『超少女明日香』の主人公・砂姫明日香から[5]。またアスカ(=明日)の母キョウコ(=今日)との言葉遊び。
新劇場版の「式波」については、大日本帝国海軍の駆逐艦に敷波型の敷波(初代)、綾波型とも呼ばれる吹雪型駆逐艦特II型の敷波(2代目)、海上自衛隊の護衛艦にあやなみ型護衛艦のしきなみが存在する。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』に初登場するアスカは、日本姓が「式波」と改められた。
ユーロ空軍のエースで、階級は大尉。それをもってEVA2号機のパイロットに選出されたと自認する高い能力からのプライドの高さと、他人を必要とせず一人で孤独に耐えて生きようとする孤高さはテレビ版と変わらない。そのため、レイを「(ゲンドウの)えこひいき」、シンジを「(同じくゲンドウの)七光り」と呼んで当初は見下す。しかし、自分ひとりの力では倒せなかった第8の使徒との戦いを経て、シンジやレイへの見方、ついには自らの人生観を変化させ、他者とのふれあいによって笑うことができるようになった自分を発見する。
同居を通じて想いを寄せるようになったシンジを巡り、恋敵と認めたレイに対抗意識をもつようになるが、レイがシンジとゲンドウの和解のために食事会を予定するその日がEVA3号機の機動実験と重なることを知ると、そのことに気を回したのと自身の2号機が凍結されてしまっていたことから、自ら3号機の実験パイロット役を買って出る。しかし3号機は第9の使徒によって侵食され、ダミーシステムによって制御された初号機によって使徒として処理される。
アスカが搭乗したままのエントリープラグは初号機によって噛み砕かれたが、後にNERVによって回収されアスカの生存が確認される。しかし、肉体は修復されたが精神汚染の恐れがあるという理由から、リツコらによってベッドに横たえられたまま厳重に隔離された。次回作『Q』の予告編には左目を眼帯で覆ったアスカが登場している。
なお、テレビ版では関係が深かった加持とは、新劇場版『破』ではほとんど絡まない。中学校でも、アニメ版、漫画版では猫を被って八方美人にふるまっていたが、新劇場版では洞木ヒカリが自分から話しかけるまで、シンジ以外のクラスメートとは積極的な関わりを持たなかった。