ブリックはジョージア州アトランタ出身のファンク・バンド。1970年代前半、フルートなどの管楽器を担当するジミー・ブラウンを中心とした5人で結成され、'76年に地元のレーベルからデビュー。その直後、CBS傘下のバング・レコーズに迎え入れられ、“Dazz”が全米R&Bチャート1位/ポップ・チャート3位のヒットとなった。“Dazz”とは〈Disco〉と〈Jazz〉の造語で、実に新しいファンクを創造しようとしていた彼らは、その後も〈Disco〉と〈Music〉を掛け合わせた“Dusic”や、後にサンプリング・ネタの定番となる“Ain't Gonna Hurt Nobody”(共に'77年)などのヒットを連発、タイトでスタイリッシュなサウンドでダンス・フロアを沸かせた。'81年にはレイ・パーカーJr.をプロデューサーに迎えたアルバムも発表。バング退社後もマイケル・J・パウエルと組むなどして活動を続けてきた。なおジミー・ブラウンの息子は、TLCやアン・ヴォーグを手掛け、近年ソロ・デビューも果たしたスリーピー・ブラウン。
ブリックが好き。
ジミー・ブラウンの表情が、トランペット吹いたかと思えば、サックス吹いて踊ったかと思えば、トロンボーン吹くみたいなステージに心打たれた皆様、是非御参加を。