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原作 小川 糸(「食堂かたつむり」ポプラ社 刊)
監督 富永まい
キャスト 柴咲コウ、余 貴美子
スタッフ 脚本:高井浩子
公式サイト 準備中
製作情報
クレジット 製作:映画『食堂かたつむり』製作委員会
イメージイラスト:富永まい
劇場 全国東宝系(2010年公開)
26万部のベストセラーとなった小川糸さん原作の小説「食堂かたつむり」が、柴咲コウ(27)主演で映画化されることが分かった。食をテーマに母と娘のきずなを描くファンタジーで、失語症になりながらも、愛情を込めた料理で幸せを呼び込むヒロインを演じる。得意の料理を披露するなど、柴咲にとっても新境地となる役柄だ。
失恋から失語症になったヒロイン・倫子が作る料理は、食べる人を次々と幸せにする。そして、子供の頃からなじめなかった自由奔放な母との思いがけない和解。「生きる上でとても大切な『食べる』ということ、ただそれの描写だけではなく、そこから生まれる人と人とのつながりを温かく深く感じた」食べ物が持つ不思議な力にひかれ、出演を決めた。
倫子が開いた「食堂かたつむり」で料理を作るシーンはすべて吹き替えなし。実生活でも家事をこなし、玄米や黒米で炊く土鍋ご飯が得意という柴咲は「日々の家での生活を飾らずに、プラス懸命に愛情を込めてできれば大丈夫だと思います」。セリフがほとんどないのも新たな挑戦。「自分の感化されやすい部分を生かせたら」普段の生活も無口になるほど、世界観にはまっている。
「食堂―」は昨年1月にポプラ社から刊行され、新人作家の作品にもかかわらず、20〜30代の女性を中心に支持を集めた話題作。CM業界出身で長編は2作目となる富永まい監督、演劇出身で映画は今回初めての脚本家・高井浩子さんと、スタッフも女性中心の編成で挑む。
柴咲の相手役として大きな役割を果たす破天荒な母親は余貴美子(53)が演じる。さらに、三浦友和(57)、ブラザートム(53)といった個性派メンバーが集結。母のペットのブタも重要な鍵を握る。アニメやCGを使ったミュージカルや空想シーンなど、斬新な手法も使いながら、フランス映画「アメリ」のような大人向けのファンタジーを目指す。
今年は映画、ドラマ含めて出演作はこの一本に絞った柴咲。「自分をいつくしみ周囲を愛せるようになれる、じんわり心に届くに作品になると思います」撮影は先月中旬から今月下旬まで、都内のスタジオや長野県などで行われ、公開は来年を予定している。
◆富永監督イラストで23社争奪戦制した ○…「食堂かたつむり」は、作詞家としてポルノグラフィティの曲なども手がける小川さんの処女作。原作の映像化については、映画、テレビ、制作会社など23社が争奪戦を繰り広げたが、富永監督が描いたイラスト=写真=が、小川さんやポプラ社社長の心を動かしたという。映画化にあたり、小川さんは「原作の枠をぐんぐん超えて、もっともっとすてきな作品になりますように!」とコメントしている。
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