SSRIの「全てがどうでも良くなる感じ」は薬物を中止した後もそのまま残る人もいる。(つまり性格の変化)
このチューニングがピッタリだと、薬を止めてもこだわりが減少し完治に近い状態になる。つまり自分らしさは失うが、社会適応が良くなるってこと。
こう言いつつ、ちょっと淋しい気持ちになるのは不思議だ。
もちろん、この変化は「やたら切れやすい」とか暴力的とか慢性的な空虚感、希死念慮のように、あたかもボーダーラインのようになってしまうこともある。
SSRIは今日的な意味の性的放縦になりにくいと思う。一般に性欲は減退し、そんな気にならないと思うから。ただ、微妙に形が違っていて、「もうどうでもいいや」という感じで、それに近い状況はありうるような気もする。SSRIは人生を刹那的に見させる傾向は確かにある。これは、性欲が必ずしも亢進していない性的放縦なのかもしれない。