1957.03.05 大番
1957.07.19 続大番 風雲編
1957.12.17 続々大番 怒濤篇
1958.07.01 大番 完結篇
白黒映画 四作 千葉泰樹 監督作品
かの「七人の侍」等多くの映画において名脇役として活躍した加東大介が主役を張った名作です。
貧しい農家の子が東京に出て、何度も紆余曲折を得て大相場師になる姿を描いています。
四国の寒村に貧農の子として生まれた赤羽丑之助(加東大介)は、17歳で酒、煙草から夜這いの教育まで受け、昭和初年、18歳で上京します。
地元の名士、森家の娘・可奈子(原節子)への身分違いの恋や、証券取引が出来る身分になって仲居をしていたおまき(淡島千景)との夫婦愛等恋愛模様も色を添えます。
東京の兜町の小さな株屋(証券会社)に小僧として住み込むことになった丑之助(うしのすけ)は、大飯喰らいなこととその名前から、ギューちゃんとあだ名をつけられ、皆にかわいがられます。
努力と運で、どんどんと力と富を獲得して相場師として活躍しますがどんでん返しもあります。
昔の証券会社や証券取引所の様子や、「相場」と言う素材を使った話が面白い映画です。
暗くなりがちな話を加東大介や他の脇役人の個性で明るいパワフルな映画になっています。
昔、たまたまテレビで放映していて観て感動しましたが、ビデオ等は出ていないようです。
ぜひ、DVD・Blu-ray化して欲しい映画です!
情報があれはよろしくお願いします。