セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
学名:「Solidago altissima」
北アメリカからやってきて日本のススキを駆逐し、さらには自らの毒で自らをも衰退させてしまうという数奇な運命の持ち主セイタカアワダチソウ。さらには自らは花粉症とは一切無縁であるにもかかわらずmixi上に「セイタカアワダチソウの花粉症」というコミュニティーが出来るほど濡れ衣を着せられてきたかわいそうなセイタカアワダチソウ。
それでも力強く生い茂る彼らを僕は敬愛せずにはいられません。
戦後の高度成長とともに爆発的に生息域を広げ、バブル崩壊とともに自滅をはじめ、いまや再びススキに取って代わられようとしているセイタカアワダチソウはまさに鏡に映ったニッポンそのもの。
がんばれセイタカアワダチソウ!!
当コミュニティーではセイタカアワダチソウの思い出、応援メッセージ、豆知識、学術的関心等を広く募集します。
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セイタカアワダチソウ キーワード早分かり
(今後随時更新予定)
アレロパシー:
植物の根などから出される物質がその回りの植物の発芽や生育に影響を及ぼす現象。セイタカアワダチソウは根からポリアセチレン化合物と呼ばれる物質を出し、他種の生育を抑制することで一気に繁殖する。
自家中毒:
セイタカアワダチソウがその地帯で繁殖しすぎると地中に多量のポリアセチレン化合物が蓄積し、セイタカアワダチソウ自体が発育しなくなってしまう。その結果再び在来種であるススキなどに取って代わられてしまうことが多い。
虫媒花:
ミツバチなどの昆虫によって花粉を媒介する植物。セイタカアワダチソウもこれにあたり、花粉を遠くに飛ばすことはなく、したがって花粉症の原因にはならない。ただし、アレルギーのある人が群落の中に入った場合、上から落ちてきた花粉で症状が出ることはある。
困ったときには