歌謡曲に関するコミュは既にいくつもあるが、どれも若い人限定であったり、60年代以降の曲限定であったりで、間尺に合わない。
肝心の歌謡曲全盛時代を画した昭和29年頃から昭和33年前後をカバーしているコミュがなかったので作ってみました。
当節流行の「演歌」教室などで教えているような、素人でも歌いやすい旋律やどこかで聞いたような陳腐で何のオリジナリティもない歌詞の、それこそ個別の曲の区別もつかない大量生産品の曲とは違って、全盛期の歌謡曲には、日本人の魂の深部を掬い上げるほどの深さと文学的香気溢れる格調高さがあった。
ざっと挙げてみると、
<歌手>
美空ひばり、東海林太郎、藤山一郎、近江敏郎、霧島 昇、藤島桓夫、コロンビアローズ、三橋美智也、春日八郎、フランク永井、島倉千代子、三波春夫、村田英雄、橋 幸夫、松尾和子、北島三郎、和田 弘とマヒナスターズ、鶴岡正義と東京ロマンチカ、都はるみ、舟木一夫、大川栄作、五木ひろし、井沢八郎、鳥羽一郎、ほか、、、
<作曲家>
古賀正男、万条目 正、吉田 正、服部良一、古関裕而、遠藤 実、米山正夫、船村 徹、市川昭介、猪俣公章、岡 千秋、中村典正、杉本眞人、ほか、、、
<作詞家>
高野公男、米山正夫、星野哲郎、阿久 悠、新本創子、阿木耀子、、、
切りがないので、また少しづつ補足していくことにしたい。
このコミュでは、大体の区切りとして、昭和41年に発表された美空ひばりの『悲しい酒』をもって、昭和歌謡曲の大きな区切りとしたい。
主に、それ以前の歌謡曲を扱っていきたいが、大衆歌の流れがGSやフォークを経てニューミュージックへと大きく舵を切ったあとのものでも、かつての歌謡曲本流の精髄を伝える歌であれば、どしどし取り上げていきたい。
歌うのが好きな方は勿論、発表当時の思い出や、曲にまつわるエピソード、当時の世情と絡めた話、学術的考察など、語るもよし、論じるのもよしということで盛り上げて頂きたい。
世代的には、現在50代以上の方が主体となると思われるが、若い方でも上記のような歌謡曲に関心がある方なら大歓迎である。
それでは、よろしく。