サン=シモン的に言えば、産業の、産業による産業のための万博。まさに産業のオリンピックとも言うべき、古き良き時代の競争原理を現代にまで踏襲する国をあげての一大イベント!
ベンヤミンの言葉を借りれば「商品という物神の巡礼場」としての万博――、科学や芸術、その他人類の一切の可能性や叡智を未来に託し、世界中の民族、文化、産業を集約させた祝祭的、ユートピア的、箱庭的な世界――、我々はそんなある種の非日常的空間の中に希望や期待がないかを探ろうとする。
幼心にきらびやかに陽光を反射する異形のパビリオンの雄姿に惚れ込んだ、そんな未来への架け橋である「万博」を愛している人、またはノスタルジックに懐古したい方は是非お集まりください。
■国際博覧会 - Wikipedia
http://