いわゆる世に言うTrance musicとは早いBPMでの四つ打ちを基本に忘我状態に入るための動的(dynamic)なDance musicである。
だが、Trance musicが常に動的なものである必要はない。踊らない静的(static)なTranceの方向性があってもいいのではないか。
いや、むしろなくてはならない。PartyのAmbient Boothでかかる音がゆっくりするためのゆるい音だなんて誰が決めた?あの場所は踊るためのMain Floorと同じもう一つのトビ場所だ。
そんな考えから生まれたのがこのStatic Tranceというコンセプトだ。これはジャンルではない。究極的には動かずにトんで逝ける音であることを目指すが、PartyのAmbient Boothでかかるという文脈から踊れなくてトベる音の範疇であればそれはいかなるジャンルの音であろうとStatic Tranceであり得る。個人間の受け取り方やセンスの違いはむしろあって然るべきだし、そういう相違から新しい刺激も生まれるだろうと考える。
ここではそうした楽曲及びアーティストの紹介、発掘、情報共有を目的とする。もちろん自作の楽曲の公開は大歓迎である。管理人がRave Cultureの文脈から立ち上げたコンセプトなので以上の説明には若干の偏りがあるかもしれない。だがそんなもの気にする必要はない。実験音楽だろうと現代音楽だろうと「踊れない」、「トぶ」、そこからだけ始めればいい。
※イベントの書き込みは「Static Trance」に関係あるものに限る。少なくともChill BoothもないPartyの書き込みなどは削除する。
以下、検索用を兼ねて管理人の目から見たStatic Tranceと呼べる作品を(一曲でも)作っているアーティストを列挙する。
Brian Eno,Aphex Twin,Steve Reich,Ashra,Pete Namlook,artman,buddhastick Transparent,Carl Stone,Dr. Atmo,Global Communication,Loop Guru,Manual,Murcof,Rei Harakami,Robert Fripp,Sigur Rós,Steve Roach,Tetsu Inoue,Upsets,William Basinski,Manuel Gottsching,La Monte Young,Acid Mother Temple,Mixmaster Morris,Robert Henke,Koh Tao,Ishq,Rovo,Autechre,Ollie Olsen,Asa-Chang & Junray,Monolake,Terry Riley,Philip Glass,Ryoji Ikeda,Nada Vibration,Blasthead,Seiichi Yamamoto,Ornament,Death In Vegas,The Irresistible Force,Múm
困ったときには