東京生まれの大学2年生、橋本太一は大学の同級生6人ほどのグループの中心にいて、そのなかの一人、五島麻里とつき合っていた。麻里はルックスも性格もよく、皆の憧れの的だったが、太一の前にある日、強烈なキャラと奔放な行動力を併せ持つ美丘があらわれる。彼女のいるところ何かと物議を醸すために皆からわれることの多かった美丘だが、太一はその嵐のようなエネルギーに次第に魅かれるようになる。太一から告白され、初めて結ばれた夜、美丘は交通事故の手術で移植された硬膜から、クロイツフェルト=ヤコブ病に感染し、いつ発症してもおかしくない身であることが判明する。残りわずかとなった美丘の生命を前に同棲をはじめる二人。太一は美丘がこの世に生きていた証人になろうと決意するが……。
石田 衣良
の本。
久々に泣いた本。
美丘が好きな人が多くてうれしくなりました。
作家でなく一つの本のコミュでこんなに人がいることが驚きです。