USベイエリア発でもっとも新しいMINIMAL TECH最新モード、「TWISTED TECHNO」!!
BAILE FUNKやB-MORE、CRUNKやHYPHYなどの進化形ELECTRO/HIPHOPの要素を取り込んだ最新鋭MINIMAL TECH=TWISTED TECHNO(ツイステッド・テクノ)。SWITCHやHERVEらFIDGET HOUSE勢と共に、欧米のTECHNO/HOUSEシーンを席巻するTWISTED TECHNO勢と、そのフォロワーたちをご紹介します。
SWITCH/SOLID GROOVEことDAVE TAYLORや、かつての相方TREVOR LOVEYS、盟友JESSE ROSEといった巨匠たちに加え、HERVEやSINDEN、CROOKERSら新星クリエイターが続々とシーンに登場しては、(主にリミックス・ワークを通じて)次々とフロア・キラーを投下し続けるFIDGET HOUSEシーン。
今回はそんなUK発のFIDGET HOUSEとリンクする形で、欧米のフロアを席巻している、US発の「もう一つの最新鋭バウンシー・サウンド」、TWISTED TECHNOをご紹介します。
このTWISTED TECHNOシーンを代表する存在が、サン・フランシスコ在住のクリエイター、CLAUDE VON STROKEことBARCLAY CRENSHAW。
FIDGET HOUSEシーンにおけるDUBSIDEDレーベルのような、シーンの総本山的役割を果たしているレーベルDIRTYBIRDの看板クリエイターであり、今や引っ張りダコ状態の大人気リミキサーです。
そしてサン・フランシスコを拠点とする上記DIRTYBIRDレーベルを主宰しているのが、BEN WATT(EVERYTHING BUT THE GIRL)率いるDEEP/TECH HOUCE系レーベルBUZZIN' FLYからデビューを飾ったJUSTIN MARTIN。
もしあなたがTWISTED TECHNOと括られるダンス・ミュージックを未聴であるのなら、DJ SHADOWを夢中にさせたことでもお馴染みのHYPHY誕生の地ベイエリアから届けられる、ネオアコ・レジェンドの遺伝子を宿した HOUSE/TECHNOサウンド、を想像してみてください。まさにそんな感じ?なんです。
BASEMENT JAXX以降の最新型UK HOUSEとして世界中のフロアを揺らしているFIDGET HOUSEが、当然の如くREGGAE/DUBの遺伝子を受け継いでいるように、US西海岸発の最新型HOUSE/TECHNOであるTWISTED TECHNOは、HIPHOPの国ならではのバウンス感と、照り付ける太陽を感じさせるカラッカラの脱力ユーモアとを予め併せ持っているところがミソ。
'05年にリリースされたCLAUDE VON STROKEのデビュー作"DEEP THROAT"のヴィデオ・クリップや、同じくCLAUDE VON STROKEのワールドワイド・ヒット"WHISTLER"での口笛音使いでも明らかなように、HERBERTやMR.OIZOらヨーロッパ出身の偉大なる鬼才ハウサーたちの文脈を継ぐ、ユーモア溢れる実験性を内包したミニマル・サウンドTWISTED TECHNOは、瞬く間に海を隔てたヨーロッパ・シーンへも侵食して行きました。
CLAUDE VON STROKE "DEEP THROAT"
http://
FIDGET HOUSE聖地UKはノッティンガムの、そもそもはPHEEKや(A)PENDICS. SHUFFLEらをリリースしていたMINIMAL系レーベルLEFTROOMから、DIRTYBIRDの新星WORTHYがリリース(リミックスを手掛けたのは先述のJUSTIN MARTIN!)したり、後にチリアン・ハウス巨匠LUCIANO率いるCADENZAからデビューを果たす新鋭PETRE INSPIRESCUが、地元スペインのTECH系レーベルVINYLCLUBから明らかな影響下にあるトラックでデビューを飾ったり、といった具合。
MINIMALやTECH HOUSE畑のクリエイターたちも巻き込んでの異種交配を推し進めるTWISTED TECHNOと、それ以降のバウンシーなMINIMAL/TECHサウンドから目が離せません!!!
Jet Setより参考
困ったときには