10月12日NHKの新日曜美術館で特集されており、そのタッチと構図色に一撃されました。作品集が欲しくてあちこち探してますが、今のところ手がかりなしでとても残念です。
興味のある方、ファンの方、情報お持ちの方たくさんの書き込みをお待ちしてます。
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桜井浜江さんは、1908(明治41)年、山形市宮町に生まれ、山形第一高等女学校(現 ・山形西高等学校)を卒業後、画家をめざして家出同然に上京、日本のフォーヴィスム運動の代表格である里見勝蔵らが率いた1930年協会洋画研究所で学びました。そして、里見らが創立した独立美術協会の第1回展に入選すると、以降同会を中心に活躍します。また、三岸節子らと結成した女流画家協会も重要な発表の場でした。
里見勝蔵やシャガールなどの影響が指摘できる幻想的な画風から、次第に説明的な描写や抒情性が排除されていきます。戦後の「壺」や「花」「人物」、故郷で見た樹木の生命力に感動して描いた「樹」の連作では、具象形態の再現性を極限まで切りつめた、激しい筆触の表現主義的な画風を築き上げました。
その後、崖や海、波などをモチーフにしながら、作風はより荒々しく装飾的になり、90歳を超えてもなお大作に挑戦し続けましたが、惜しくも2007年2月に98歳で亡くなりました。
生誕100年記念
桜井浜江展よりお借りしました。
写真は「hugaku]
困ったときには