「楽器練習は早朝に行おう!」
様々な勉強方が脳科学的根拠によって裏づけされ成果を出しているように、様々な行動に関する練習・トレーニングも脳が快適に感じる環境下で行うに越したことはない。
例えば、
体あっての脳。バイオリニストやピアニストは、指を動かす脳領域が普通の人に比べて広い。普通の人に比べて指の脳領域が広いからバイオリニストができるのでなく、バイオリニストをやっているから広くなった。
(池谷裕二「脳はなにかと言い訳する」祥伝社, 2006)
楽器の演奏では、次にどの音を奏でるかといった順番は、大脳の運動野と呼ばれるところに記憶されている。音楽に込められたメッセージをどう表現するか、あるいは自分の感情をいかにメロディに乗せて主張するか、個性あふれる音のクリエイトやほかの楽器との調和を念頭において演奏している。こういった行動はすべて、ワーキング・メモリーを駆使しなければできない。
(船井幸雄「『朝型人間』の勉強術・仕事術」三笠書房, 1997)
…など、これらの脳の働きを意識するだけで練習方法に対しても姿勢が変わるはず。されば自ずと効果を実感できるようになることだろう…。
困ったときには