無かったので作りました。
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RDX、デビューアルバム「Everybody Dance」…インタビュー
ソース: universal-music.co.jp
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2008年4月にユニバーサル・ミュージック・ジャパンとアルバム契約を結んだRDXがついに、8月6日アルバム「Everybody Dance」(原題:To The World)をリリースした。
本アルバムのプロモーションとし初めての来日を果たしRDX、イベントでも熱いパフォーマンスを見せた彼らが本アルバムついて、グループ結成話、ジャマイカのダンス事情などをこころよくインタビューで答えてくれた。
・自己紹介をお願いします。
Delomar X(以下D)デロマーだよ。RDXのシンガー、プロデューサー、ソングライターさ。
Renegade X(以下R)俺はレネゲイド。RDXのDJ、ミュージシャン、ソングライター、プロデューサーだ。
・業界で活動し始めるきっかけとなったのは?
(D)10歳くらいから教会で歌い始めたんだ。
ケント・カット・クワイアというコーラス・グループに入っていて、そこのリード・シンガーだったんだよ。ダンスホールを聴いたのは学校だったんだけど、友達に薦められて聴いたのが初めなんだ。
それからどんどんハマッていって、ある日ウォーターハウスのスタジオに遊びにいったときにレネゲイドに出会ったんだ。で、レネゲイドに音楽の基本的なことを教えてもらって今に至るんだ。
(R)子供の頃からキーボードやドラムマシンを触っていたよ。
当時は(HIP HOPの)ラッパーだったんだけど、それで少し有名にもなったりして。兄貴が“メガチャンピオン”って名前でレゲエのDJやってたんだけど、兄貴に薦められてレゲエにハマッていったんだ。
ソングライティングも始めて、ウォーターハウスに出入りしていたときにデロマーと会った。んで、話しをたら偶然にも将来のビジョンが一緒でさ、そこでまずはエキサイトメントってグループを作ったというわけさ。
・Xcitementとして活動していたときのことをおしえていただけますか?
(D)エキサイトメントは初めたのは10年前だったんだけど・・・当時は8人で活動してたんだけど、結局、今は残った2人でRDXと名乗るようになったんだ。
・最近の活動は?
(D)とにかく忙しいよ、音楽漬けさ。寝る時間もないんだ。
今、こうして日本でインタビューを受けているわけだけど、ジャマイカに戻ってその日の夜にショーがあるんだ。
(R)8月中旬にはイギリスにツアーにも行くし、その後はカリブ・ツアー、そしてアメリカ・ツアーさ。音楽漬け、ショー漬け、ツアー漬けってわけだ。
・本アルバムについて教えてください。ユニバーサルジャパンとの契約についても。
(R)アルバムのタイトルである『To The World』(邦題は『エヴリバディ・ダンス』)は、ジャマイカのスラングで「自分をワールドワイドに持っていく」って意味なんだ。
アルバムは14曲入りで、ボーナス・トラックが入っている。ダンス・ソングがほとんどだけど、ミディアム・テンポなものも入っているし、ハードコアなものもあるよ。一度聴いたら、誰かに伝えずにはいられないアルバムになっていて、とにかく楽しんで、とにかくハッピーになれるアルバムになっているんだ。
ユニバーサルジャパンとの契約については、幸運なことに俺らの出版社であるジャムダウンとユニバーサルジャパンがいい関係にあったみたいで、契約することになったんだ。
(D)ユニバーサルにビッグ・アップ!自分達を信じてくれて本当に感謝しているよ。
若手にも注目を置いたりして素晴らしいレーベルだと思う。アルバムは一度聴いたら楽しまずにはいられない内容だよ。家族全員で楽しめる内容になっているから、是非アルバムを買って欲しいね。
・ヒット曲に‘Dance feat. Jigsy’、‘Everybody Dance’、‘Dancer's Anthem’、‘Daggering’など多数が挙げられますが、これまでに一番印象に残っているヒット曲?
(D)難しい質問だな・・・アルバム全曲だよ。
その中でも選べって言うのであれば、一番ってわけじゃなくてフェイバリット・ソングは、‘So High’だね。
(R)きっと一般的には‘Everybody Dance’だろうな。
これはベスト・コラボレーションにもノミネートされたし、USやヨーロッパ、特にドイツでも凄い流行った曲だから、きっと皆そうなんだろうけど、、、それでも選べというなら、個人的には‘Coming In’だな。ジャマイカで今でも起きている事実を歌っている歌だし、ピータートッシュ(Peter Tosh)のバイブスが入っていたり、とても気に入っている曲だよ。
・ダンス楽曲を主に制作する意図とは?RDXのコンセプト/ゴール/目標とは?
(R)基本的なことだけど、これからもダンスホールで、カラフルでハッピーなRDXの音楽を作り続けていって更にビッグになっていくことだね。
これって簡単に聞こえるかもしれないけど、そうじゃないと思うんだ。長い道のりになると思っているし、ダンサー、プロデューサー、リスナーの皆のサポートが必要だと思っているよ。それを手に入れたときに、プラチナムやダブル・プラチナムになるようなアルバムをどんどん作っていきたいと思っているよ。
(D)これからもクリーンで、暴力的な言葉を使わないリリックで曲を作っていきたいと思っているよ。
一方でプロデュース業もやっているから、若い才能あるアーティスト、シンガーにどんどんドアを開いてあげたいと思っている。俺らと同じアイデアを持ってもらいたいし、リリックにバイオレントな表現を使わないアーティストをサポートしていきたいんだ。今後はエンタテインメント会社を作ろうと思っていて、ジャマイカに戻ったらオフィスを作るよ。いつもサポートしてくれるダンサーをこれからも盛り上げていきたいと思っているし、若いアーティストを、今回のアルバムのタイトルでもある『To The World』、世界に向けて羽ばたかせてあげたいんだ。
・これらのヒット曲を生み出しているRDXのレーベル:APT-19について教えていただけますか?
(R)このレーベルは2006年に作った。
アメリカに行く数ヶ月前に作ったんだけど、とにかく作品がいっぱいあったから世の中に出したかったんだ。APT-19ってカッコイイ響きだと思うんだけど、実はこれは俺が住んでいた部屋(番号)なんだよ。
クローゼットの中にマイクを固定させて、リビングにレコーディング機材を置いてという具合さ。ここで「ダンス」や「エブリバディ・ダンス」、「ドント・ト
ラスト・ユー」なんかが生まれたんだよ。要するに俺らの起点と言うわけなんだ。
・Renegade xはリズムメイカーとしても活躍していますが、自身の楽曲制作について少し教えてください。
(R)今では皆が知っている「SUMMER BOUNCE」リディムだったり、「JUMP OFF」リディムは俺が造ったリディムなんだよ。でも途中からは、リディムを作る側ではなく、自分は歌うほうにもフォーカスされたいと思って、数ヶ月NYに充電しにいったんだ。
その後ジャマイカに戻ってきて作ったのが、Ne-Yo「So Sick」のリミックスだったり、今回のアルバムにも入っている「ダンス」だったんだ。
・最近の‘ダンス’振り付け(ダガリングなど)/ダンスホール文化の事情について教えていただけますか?
(R)「ソガリング・ダンス」っていう男と女が踊るダンスがあるんだけど、「ダガリング」はそれが更に進化したものなんだ。もの凄いアクロバティックで、ハードコアなダンスの事だよ。
「ダガ」っていうのは「ぶつかりあう」って意味があって、お互い押したり、ジャンプしあったりするんだ。
(D)ダンスホール・カルチャーはバイオレントな印象ばかりが残っていると思うんだけど、自分達みたいなグループが出てきて、少しでも状況が変わればと思っている。
それを全部無くすことはできないとは思うけど、少しでも減らす事はできると思うので、自分達がその影響を与えられたらと思っているよ。
・今年執行された‘騒音に関する規制’によってダンスホール音楽やダンス現場などへの影響はあったとおもいますか?また、この規制についてどうおもいますか?
自身への影響は?
(R)多少の影響はあると思うけど、全て無くなる原因になるとは思っていない。
例えば夜中の2時にダンスを止めろというのであれば、夕方の4時から始めたりするんだろうし。‘騒音’って言われるのはどうかと思うんだよな。街のど真ん中でやってるわけじゃなくて、例えばゲットーのような普段は普通の人が行かないような、暴力と犯罪がひしめきあっている場所を、ダンス(音楽)で楽しい場所にしようという目的でコミュニティをサポートするも目的でやっているんだし、皆で楽しんでもらおうと思っているだけだから、喧嘩もおきないんだ。
(D)そして一番重要視しているのは、小さいグッズ(お酒やピーナッツなど)を売ってる人達で、彼らの経済的な助けにもなっているんだし、ダンス(イベント)が今のジャマイカをキープしていると思っているんだ。
規制したところで自分達だって何も行動を起こさないわけじゃないし、それは他のアーティストだって間違いなく同じだと思うし、ジャマイカはとても小さな国なのに、こんなに素晴らしい音楽があるわけだから、一晩中楽しむのは当たり前のことだと思うからね。
・今後の活動は?
(D)とにかくショー漬けだよ。
日本からキングストンに帰ったその日にショーがあるし、その後もいっぱいキングストンでショーがあるよ。その後はカリブのツアー、UKのツアー、アメリカのツアーで、、、11月といわず来年の1月までスケジュールは埋まってるんだよ。
・日本のリスナーにメッセージをお願い致します。
(R)とにかくアルバムを1枚手に入れてくれよ。
そしてアルバムを聴いてRDX楽しんでもらいたい。ヒット・ソングもいっぱい入っているし、バイオレントな言葉は全く入っていないし、ゲイをバッシングすることもしていないし、家族全員で、お父さんもお母さんもおばあちゃんも聴けるアルバムになっているよ。
(D)メッセージ入りの曲も入っているから、アルバムを是非楽しんで欲しいよ!
インタビュー:2008年7月29日都内某所
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