南海高野線の急行型ズームカー21001系は、1958年(昭和33年)〜1964年(昭和39年)にかけて、全電動車方式による4連×8本・計32両が、帝国車輛で新製され、1997年(平成9年)8月29日まで運用された…初期製造の第1・2・3編成及び、後期製造の第4編成はセミクロスシート(転換クロス)にて新製…第3・4編成は後の混雑激化対策でロングシートに改装…1983年6月20日迄は臨時全車座席指定制特急こうや号代走でも運用。
■新塗装への変更
後期型の内〜第4・6・8編成は在来の他系式一般車両各種と同様〜白に近い明るい灰白色をベースに、若干紫味のある青色+黄橙色の帯に順次変更された…(現行の帯色より色味が濃く、ロゴマーク書体は2種存在),
■最長10両運用
1995年9月1日ダイヤ改正にて朝ラッシュピーク時の難波―河内長野間ではズームカー急行列車10両運転を実施、22001・2200・2000系など歴代ズームカー各種を総動員増結で運用!!
■支線転用改造
1995年に第2・3編成から中間車を外し×2連に減車・連結器・車高の変更や支線運用で不要な高加速性能を落す改造を施工の上で支線転用を実施…第2編成は1997年2月14日・第3編成は1996年9月26日付で廃車,
■高野線ラストランさよなら運転,
高野線で本当に最後まで残った車両も第8編成で難波―極楽橋間にて、さよなら運転を1997年8月29日に南海電気鉄道主催にて実施…最期は、旧塗装急行色に再塗装変更。
尚、高野線のセミクロス車では最後まで残存した第2編成は1995年6月4日に一足早く、さよなら運転を実施し引退した。
※地方私鉄譲渡(全車ワンマン運転化改造済),
■大井川鉄道
大井川鉄道には、第1・2編成(初期型セミクロス車)2連×2本が南海旧塗装急行色で譲渡され現地にて元・近鉄や京阪の特急型車両と共に主力車で活躍中,
■一畑電気鉄道,
一畑電鉄には、第3・5・6・7編成・2連×4本が、一畑新塗装への変更と各種改造を予め施された上で譲渡され現地では主に普通列車運用にて元・京王車と共に活躍…後年に1編成が南海急行色もどきに塗装変更され現在は全廃引退済,
※注此処は、資料のみの半永久放置休止コミュです。
姉妹コミュ
『南海22001系/2200系』
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