日本国有鉄道(国鉄)およびJR各社が1986年(昭和61年)から1988年(昭和63年)にかけて、手荷物・郵便輸送の廃止・縮小に伴って余剰になった荷物電車などを改造し、電化されたローカル線向けに投入した直流近郊形電車。
1両単位で運転できるように車両の両端に運転台を有する。国鉄の新性能電車では動力を持つ「電動車」は2両1組となることを基本としており、2両が最小編成単位となっているが、本系列は1両単位で使用可能な車両を改造したため単行運転ができることから、利用者が少ないローカル線向きの車両である。路線によっては、2両以上を連結して運行されることもある。
いずれも、車内の座席はロングシートとされた。40番台・600番台にはスカートはない。合計13両が改造されたが、改造元の車両(種車)の違いから、車両ごとに特徴が見られる。
現在は、東日本旅客鉄道(JR東日本)・西日本旅客鉄道(JR西日本)が保有・運用している。かつては東海旅客鉄道(JR東海)でも保有していたが、2007年(平成19年)3月17日までに定期運用から撤退し、全廃されている。
写真は、クモハ123-1のミニエコーです。
困ったときには