動物実験の3Rの原則
Replacement:代替
Reduction:削減
Refinement:改善
この3つのうち、代替(Replacement)に関してはとてもよいコミュニティが存在すると思うのですが、ほかの2Rについては、情報交換に適したコミュニティがないように感じたので、作ってみました。
話題の中心としたいのは、
実験動物の数の削減に関すること
エンリッチメントなど、飼育環境改善に関わること
実験動物の扱い方や苦痛の削減に関すること
(安楽死についてを含む)
3Rを実現するための制度や組織の問題、
などなどです。
管理人は、動物実験が減ってほしいなー、実験動物が苦しくないほうがいいなーと思っている素人なので、質問に対する回答をするとかはできませんし、イマイチ運営に不安はあります。(例えば、言っても仕方ないレベルで「その実験止めてください」というのは禁止にしようかと思うわけですが、でも、そう指摘されるのが妥当な実験もあるかもしれないので、その辺はケースバイケースで模索しながらになるかな〜とか、そういう悩みを感じます。)
考えてみれば、研究する立場の方であれば相談できる人もいるだろうし、論文検索だってできるわけだし、mixiで相談しなくても??とも思ったのですが、管理人の別コミュ「あなたの研究室のネズミを見せて」でもときどき飼育などに関する質問などが出るようだったので、トライアルで始めてみようと思います。
実は、2007年の国際動物実験代替法学会の発表でも、「実験計画を立案するときに代替法や数の削減につながるような情報を検索する時間は(海外の研究者でも)平均2時間程度、中にはまったくしない人もいる、だから3Rセンターのような情報提供のための組織が必要なのだ」というお話がありました。3Rセンターには遠く及びませんが、情報の蓄積などもできたらいいなと思います。(英語情報の日本語化プロジェクトなども夢です。)
実験動物福祉に関する国内外の動向などの情報提供もお待ちしています。また、動物福祉に関するいろいろな疑問、現場の状況などに回答できる皆様のご参加もお待ちしています。
3RのうちのReplacement、いわゆる動物実験代替法に関することは、下記のコミュへどうぞ:
動物実験代替法
http://
その中でも特に、教育における動物実験代替法についてはこちらへどうぞ:
教育における動物実験代替法
http://
実験動物のかわいいショットはこちらへ(←福祉とは関係ないぞ〜):
あなたの研究室のネズミを見せて
http://
どうぞよろしくお願いいたします。
※アイコンの写真は、アメリカの動物福祉団体AWI(Animal Welfare Institute)が動物福祉に貢献のあった人に授与しているシュバイツァー賞のメダルの画像です。日本からは、日本動物福祉協会の武藤洋子さんが、実験犬の世話の功労に対して受賞しています。シュバイツアーは、動物実験に反対していたわけではありません。この賞は、動物実験に関わり、改善に貢献した人にも与えられています。
http://
すべての生きものに命の尊厳を― Dr. Albert Schweitzer
困ったときには