メンバー
ペイン
* 指輪 - 零 右手の第一指(親指)
暁のリーダー格の忍。実力は未知数。雨隠れの里所属(抜け忍とはされていない)で、現時点では同里の支配者的な存在となっており、一部の忍には神のように崇められている。顔中至る所にピアスを刺している。メンバーに目的は前述の世界征服だと語っていたが、自来也と戦ったときには、集めた尾獣を使って、何億もの人々が一瞬で死に絶えるような禁術兵器を作り、それを戦争をしている国々に分け与え、使わせることで人々が戦争によって痛みを感じ、戦争への恐怖心によって戦争が起きないようにすることが目的だと語っている。その正体は、意識は長門、身体は弥彦である。過去に戦争孤児として小南と共に自来也の元に来て、三人で忍術の指導を受けた。後に組織の真のリーダーはトビことうちはマダラ(下記参照)と判明するが、彼と対等に会話していた所からその立場はほぼ互角と思われる。
使用術一覧
* 輪廻眼 * 封印術o 幻龍九封尽 * その他o 象転の術
小南
(こなん)
* 指輪 - 白 右手の第三指(中指)
ペインと行動を共にする女性。黒髪でコサージュをつけている。紙を用いた術を使う。
使用術一覧
* 紙手裏剣 * 自分の身体を無数の紙に変化させる術(名称不明)
うちは イタチ
* 指輪 - 朱 右手の第四指(薬指)
木ノ葉隠れの抜け忍でサスケの実兄。黒髪に黒い眼の風貌(写輪眼を常時使用しているためいつもは赤く見える)。うちは一族の血継限界「写輪眼」の究極形で、過去に数人しか開眼させた者がいないという「万華鏡写輪眼」を持つ。木ノ葉隠れ時代は7歳でアカデミーを首席で卒業、8歳で写輪眼を開眼させ10歳で中忍となり、その後まもなく暗部入りを果たす。13歳の時には暗部の部隊長を務めていた。うちは一族の結束を「己の器を制約する物」と忌み嫌っていた。ある日、うちはシスイの殺害容疑をかけられ、そしてその数日後、父母は勿論、一族(そして住んでいた町の住民)全員を殺害した。その後ちょうどアカデミーから帰宅したサスケに自分を憎ませるような振る舞いをした後、「お前が万華鏡写輪眼を開眼すれば操る者は3人になる」と意味深な言葉を言い残し立ち去る。しかしそれは木の葉の里が「里に対してクーデターを企てようとしているうちは一族全員を抹殺せよ」と、当時里の命令でうちは一族に対しスパイ活動を行っていたイタチ(実際にはクーデターを企てようとしていた首謀者であるイタチとサスケの父、フガクもイタチを木の葉の情報をうちはに流す為のスパイとして使っていたが、イタチは里側にうちはの情報を流していた)に下した任務であり、イタチ自身も本心では自分の故郷である木の葉の里と弟であるサスケを心から愛しており、一族虐殺の際にもサスケだけは殺せなかった。そして立ち去る際に、父母と一族を殺されたことから激情に走ったサスケ(このとき既にサスケは一時的だが写輪眼を開眼していた。)に追撃を受け、クナイで額当てを落とされたときには、額当てを拾いサスケの方を振り返り涙を流していた。その夜の後、イタチは三代目火影にサスケを里の上層部から守ってくれるように嘆願し、もしサスケに手を出せば里の情報すべてを非同盟国に漏洩するとダンゾウを脅して里を抜けた。 その後暁に加入し、木ノ葉崩し直後の木ノ葉の里を鬼鮫と共にナルトを狙い再び訪れる。しかし実際にはナルトを狙っていたのではなく、木の葉崩しの際にサスケを里の上層部から守ってくれると約束した三代目火影が亡くなってしまったので、イタチは仕方なく自分の存在を示し、ダンゾウを含む里の上層部に忠告する為に訪れたのであった。上忍の夕日紅やはたけカカシらと交戦となるが、カカシを圧倒し、防御不能の幻術「月読」でカカシを戦闘不能に追い込んだ。自来也と交戦した際には、万華鏡写輪眼の瞳術「天照」を使用して忍術,体術,幻術全てにで、大蛇丸が「私よりも強い」とカブトに密談したり、第二部では象転の術で身代わりとなった男(サソリのスパイの由良)にチャクラを与えて操り、3割程度の力ながらカカシ、ナルト、サクラ、チヨバア達と互角に戦った。忍としての実力は最強クラス。忍術,体術,幻術全てに非常に秀でており,さらに血継限界「万華鏡写輪眼」を使いこなす。サスケに万華鏡写輪眼の真実を話し、永遠の万華鏡写輪眼を得るためサスケの眼を奪うという偽りの意志でサスケに挑みかかる。戦いは熾烈を極め、イタチはついに「月読」、「天照」などの大技を使用するが、ともにサスケに回避される。すでに病に冒され薬で延命していたイタチの体は限界に達し、「天照」の使用後戦闘中に何度も吐血する描写があった。そしてサスケの切り札の術である「麒麟」を受けるが、イタチの方も切り札である「須佐能乎」を使用し「麒麟」を退ける。その後サスケのチャクラ切れに付け込んでサスケの中から飛び出し「八岐の術」使った大蛇丸を「十挙剣」で容易く葬った。(この時イタチは大蛇丸の八岐の術を「この感じ」と言っていたので、「須佐能乎」使用後に既に失明していたと思われる。)そしてサスケを追い詰めるが、眼を奪うということはせず額を昔のように小突き、「許せサスケ…、…これで最後だ」と微笑みかけつつサスケの眼に天照を仕込んだ後、力尽きる。実は、この戦いはすべてサスケの為で、サスケの「万華鏡写輪眼」の開眼、「呪印」からの開放、そしてサスケに殺されることでサスケをうちは一族の英雄に仕立て上げる為にイタチが仕組んだものであり、イタチは本気を出していなかった。イタチはサスケに真実を知られることを恐れ、サスケに嘘をつき、マダラを口封じするためサスケに天照を仕込むなど手打ちをするが、サスケは真実を知ることになる。
性格は常に冷静沈着。普段は礼節をわきまえた振る舞いをしており、鬼鮫が四尾の人柱力の老人をぞんざいに扱っている時は窘めていた。写輪眼以外の術のレベルも高く、幻術を得意とする。指一本で幻術を発動したり、そのまま効果を返したりする。うちは一族の血を引いているので、火遁系の忍術も得意の模様。
使用術一覧
* 火遁o 豪火球の術o 秘術・天照(※)o 鳳仙火の術(アニメで使用)
* 水遁o 水牙弾
* 幻術o 泡沫(ナルティメットアクセル、原作にコマが存在)o 魔幻・鏡天地転
* 写輪眼o 万華鏡写輪眼+ 月読(※)+ 天照(※)o 須佐能乎
* 分身系o 影分身の術o 分身大爆破(※は万華鏡写輪眼の開眼時のみ使用)
干柿 鬼鮫
(ほしがき きさめ)
* 指輪 - 南 左手の第四指(薬指)
霧隠れの抜け忍。自身の里のある水の国の大名殺し、国家破壊工作などの重罪を犯した危険な男。口調は丁寧だが、性格は冷酷極まりない。元「霧の忍刀七人衆」の一人で、「霧隠れの怪人」と呼ばれている。同じく「霧の忍刀七人衆」だった「霧隠れの鬼人」こと桃地再不斬を「小僧」と子供扱いしている事から実力はかなり高い模様。名前の通りサメのような外見(アニメのオマケによると、本人は外見の事を気にしているようである)。肌の色は青黒く、髪は藍色。愛刀はチャクラを食う大刀「鮫肌」。
イタチと共にナルトの臍に封印された九尾を狙って木の葉へ進入を試みた。この時にガイに強烈な蹴り技「木ノ葉剛力旋風」を見舞われ、ガイに対して因縁ができる。第二部ではチャクラを与えた生贄を使い、ガイ、リー、テンテンそしてネジと交戦。ガイ以外の3人を追い詰めるが、本気を出したガイによる必殺技・禁術「朝孔雀」によって、倒された。イタチの命令でサスケを一人でアジトに向かわせ、残った水月らと対峙するが、決着はついていない。暁の中でも莫大なチャクラを持ち、元の三割のチャクラでもその量はネジにナルト並と言わせる程。全く水のない場所を水遁で湖のような状態に出来るほど卓越した水遁忍術の使い手でもあり、サメに因んだ術を使うことがある。アスマやガイに「なんて力だ」と思わせる程の怪力でもある。
使用術一覧
* 水遁o 五食鮫o 水鮫弾の術o 水牢の術o 爆水衝波o 水分身の術
デイダラ
* 指輪 - 青 右手の第二指(人差指)
岩隠れの抜け忍。青い眼に金髪の風貌で、両手の平にある口で喰った粘土と自身のチャクラを混ぜて作った「起爆粘土」を用いる。これにより様々な造形品を作り、粘土に混ぜるチャクラはC1からC4まで上げることができる。爆発の威力は混ぜたチャクラの種類や量で調整可能となっており、花火程度の爆発力から最大級で小さな集落も吹き飛ばさせるほどの破壊力を持たせられる。現在までに巨大鳥形粘土、蜘蛛型粘土、雀型粘土、百足型粘土、燕型粘土、魚型粘土、蛇型粘土、C1入り団子虫型粘土、C2入り竜型粘土、 C3入り十八番(オハコ)粘土が登場。他にも自分の口で起爆粘土を喰うC4カルラがある。彼曰く「芸術は爆発だ」「クール=アート」。彼にとっての芸術は「儚く散ってゆく一瞬の美」。
風影の我愛羅を連れ帰る際、戦闘で左腕を潰されるも我愛羅に勝利。カカシ・ナルトとの戦闘では鳥型粘土に乗って上空から様子を伺っていたが、カカシの万華鏡写輪眼によって右腕を失う。さらにナルトの攻撃で地面へと落とされた。その直後にトラップで足止めを食っていたガイ班も到着したため、完全に追い詰められたと悟り逃走する。かつてコンビを組んでいたサソリとは双方の芸術についての見解の相違などで言い争う事もあった。サソリの死後は新入りのトビと行動を共にするが、トビの行動と言動が癪に触るらしくよく虐めている。他に、トビの言動にキレて「堪忍袋が爆発するぜ」と言ったりするが、逆に「爆発袋」と言われたりしている。ただしサソリに対しては同じ物造りとして尊敬しており、そのため「サソリの旦那」と呼ぶ。「弱点丸出しのあの造形は自信過剰」と言う発言から伺える様に、サソリ自身が人傀儡という事を知る人物でもある。大蛇丸の暗殺も企んでいたが(理由は不明)、サスケに殺されたことを知って失望し、怒りを露にした。その後、蛇を率いてイタチを捜していたサスケに遭遇、戦闘になるが、術をことごとく破られた挙句自身の芸術を一蹴され、身体に自爆粘土を取り込み自爆、自らが「究極の芸術」となった。ちなみに右腕と左腕は角都に治されている(但し、左腕は我愛羅に潰されたにも関わらず完全に修復している理由は不明)。かつて暁にスカウトされた際、イタチに幻術を掛けられ、その時のイタチの姿に芸術を感じているが、本人はそれを認めたくないため写輪眼を持つイタチら兄弟に敵対心を抱いていた。以降、不自由を強いられるにも関わらず、絶えず左目を写輪眼対策のためにスコープで覆うようになった。サスケ戦ではこの試みが成功し幻術を破ることができたものの、C4を無効化され勝負には敗れた。
使用術一覧
* 忍具 o 起爆粘土(巨大鳥型(鳥型は今まで多種類登場)、蜘蛛型、雀型、百足型、燕型、魚型、蛇型、C1入り団子虫型(ポップアート、スーパーフラット)、C2入り竜型、C3入り十八番(オハコ)、C4(カルラ)が登場)
* 分身系o 自爆分身o 粘土分身
サソリ
* 指輪 - 玉 左手の第一指(親指)
砂隠れの抜け忍。砂隠れ所属当時は傀儡(くぐつ)部隊の天才造形師と謳われ、赤砂のサソリと呼ばれていた。毒物にも造詣が深く、デイダラに「俺より強い」と言わしめるほどの実力者(コミック収録では少々修正され「…多分な」が付け加えられている)。普段は傀儡ヒルコの中に潜み行動、戦闘を行う。百体以上の傀儡を同時に操ることが出来る。これで国を一つ落としたことがある。カンクロウの所有している3つの傀儡人形『烏(からす)』『山椒魚(さんしょううお)』『黒蟻(くろあり)』を作ったのは彼である。自身の作った作品には「赤砂のサソリ」を思わせるサソリのラベルが付けられている。人間を傀儡に作り変えた人傀儡を作れる唯一の人間で、殺してきた人間を人傀儡に作り変えてコレクションしており、その中には歴代風影最強を誇る三代目風影までもが含まれる(人数は、チヨとサクラを殺せばちょうど300人になるほどだった)。また、自身の体も人傀儡へと作り変えているため、容姿は砂隠れの里を抜けた当時のままであり、赤みの強い茶髪と茶色の瞳の風貌である。永遠に歳をとることはない。彼にとっての芸術は「永く後々まで残ってゆく永久の美」。天才と呼ばれた彼がなぜ里を抜け、暁に所属することになったかは定かではないが、幼少期の描写からして両親を失くした孤独(はたけカカシの父であるサクモに殺害されたとされる)や砂隠れの悪しき風習が彼の人格形成に影響を与えたのではないかと推測される。
過去には大蛇丸とコンビを組んでいたとされる。過去の両者の関係は明らかではないが、サソリは脱退した大蛇丸のことを不快に思っていたようで常々自らの手で始末したいと企んでいたようである。大蛇丸のもとにスパイとして薬師カブトを放っていた。また、大蛇丸の後にコンビを組んでいたデイダラとは双方の芸術についての見解の相違などで言い争うこともあったが、これは角都と飛段や、現在のデイダラとトビとのやり取りに通じるものである。チヨバア・サクラと壮絶な傀儡合戦を繰り広げたが、チヨバアに対する肉親の感情が一瞬攻撃の手を鈍らせた事により、最後は自分の両親の傀儡に唯一生身のパーツを攻撃され死亡した。紛れも無い実力者ではあったが、サクラが事前に彼の毒に対する解毒剤を調合できていた事や傀儡の戦闘スタイルをチヨが知っていた事が敗因となった。チヨバアの最後の攻撃は見えていたが、少しの隙で攻撃された。性格は時間にうるさく、人を待つのも待たせるのも嫌い。
使用術一覧
* 忍具o 傀儡の術+ 傀儡の術・義手千本(ヒルコに籠った状態で使用)
+ 傀儡の術・重刃庫(ヒルコに籠った状態で使用)
傀儡の術・毘沙悶(ヒルコに籠った状態で使用)
+ 赤秘技・百機の操演
* その他o 砂鉄時雨(三代目風影の傀儡人形使用時、または風影本人も使用)
o 砂鉄界法(三代目風影の傀儡人形使用時、または風影本人も使用)
o 一定の時期を過ぎると、部下の記憶を呼び覚まさせる術(正式名称不明)
ゼツ
* 指輪 - 玄 右手の第五指(小指)
何処の抜け忍か不明。黄色い眼と緑の髪の風貌で体を巨大なハエトリソウの様なもので包まれており、人間離れした外見をしている。左半身と右半身とでは肌や髪の色が異なっており、互いに異なる人格を持っている。左半身(白いほう)は優しげでまともな喋り方をするが、右半身(黒いほう)は厳格でカタコトを喋る。左右半身はそれぞれ片半身と会話をすることが出来るが、性格が異なるため、意見の食い違いがよくある。また、カタコトの右半身は多弁だが、左半身は口数が少なく、ほとんど右半身としか会話をしない。第一部では終末の谷でのナルトとサスケの戦いを密かに見ていた。能力は人を食べ力を吸収していくというもの。捕食好みで、象転の術で鬼鮫の身代わりとなった男の死体を食べて処理するという場面が見られた。地面や木などに身を潜めることができ、敵の監視役や仲間が捕らえた人柱力の回収等に回っている。ゼツのみ単独で行動している理由として、監視役であり、メンバーで一人だけ余っているからだと思われる。その他の詳細は不明。
飛段
(ひだん)
* 指輪 - 三 左手の第二指(人差指)
何処の抜け忍か不明(額当の紋章は一見霧隠れのものに見えるが、微妙に違う)。薄赤(ピンク)の眼に髪は銀髪でオールバック。言葉の節々に伸ばし言葉を使うのが特徴。本人曰く、攻撃スピードは暁で最も遅いらしいが、猿飛アスマやはたけカカシと対等以上の接近戦を行うほどの実力を持つ(実際、接近戦ではコテツとイズモ、シカマルの不意打ち以外では傷一つ負わなかった)。殺戮がモットーのジャシン教という宗教を信仰しており、その教義に沿って戦闘前や戦闘が決着した後も“儀式”(相手を殺す前に首飾りを掲げて祈りを捧げたり、相手を仕留めた後に陣図の中で死んだフリをするなど)の為に時間を割く程の熱狂的な信奉者である。同じく暁メンバーの角都とツーマンセルを組みながら尾獣“二尾”を宿す実力者・二位ユギトや、元”守護忍十二士”の忍僧である地陸、木の葉隠れの上忍・猿飛アスマを殺害した。ある条件下で自らが受けた傷を特定の相手にも与えるという能力を持つ。シカマルの分析によれば、 1. 陣図(円形の中に三角形)を自分の血で足元に描き、その中に留まること 2. 対象者の血液を摂取することによって能力が発動する。条件を満たすと同時に、身体に骸骨の様な奇妙な紋様が浮き出た状態になる。この条件を満たし、自分または第三者の攻撃を受けると、受けた影響を対象者にももたらす。この効果が発動した状態で己の急所を攻撃すれば相手の急所も破壊されたことになり、確実に相手を殺すことが出来る。ただし陣図から出てしまうとリンクしなくなり自身にしかダメージを受けないが、陣図の中に戻れば効果は再び発動される。本人はこの能力を呪いと称しているが、忍術かどうかは不明。また、もう一つの能力として不死身の肉体を持つ。どんなに出血しようが、心臓を刺さされようが、首を落とされても存命できるため、上記の効果で自分が死ぬことはない。猿飛アスマらとの戦闘中に首を落とされたが、角都に縫い合わせてもらった。刃が三枚もある大きな鎌を武器として扱う。この武器は前述された能力の発動条件を満たすことを念頭に置き、相手に当てる事で大なり小なりの外傷を与えるための形状となっている。能力が発動した状態で自分自身を傷つける際はこの武器ではなく、鋭い槍状に伸びる黒色の凶器(持ち歩くときは縮んでおり、二本所持している)を体を貫通させる勢いで自身の体に突き刺す。トビが入る以前は、暁の中で一番新入りだった。リーダーを「クソリーダー」や、先輩であるデイダラのことを「デイダラちゃん」や「弱輩者」と呼ぶなど、集団の序列から少し外れている印象を受ける。自分の目的達成のために暁に所属しており、完全に忠誠を誓っているわけではない様子である。角都からはバカ扱いされ、言い争いが絶えないが戦闘においては暁のツーマンセルでは珍しくコンビネーション技を用いたり、攻撃を受けた角都を心配したりと関係はそこそこ良好な様子。鬼鮫は後に二人のことを「ゾンビコンビ」と呼んでいる。再編成されたアスマ(カカシ)班に見つかり交戦するが、角都とのコンビネーションを封じる目的で奈良シカマルに角都から引き離され、何重にも張り巡らした策により胴体を爆破される。仕込んだ穴の底ではバラバラ死体と同じ状態になりながらも生存し、生命力の強さを誇示していた。シカマルに対し最後まで暴言を吐いて敵意を剥き出しにしていたが、その後生き埋めにされた。結局、彼がどのような原理で不死身であるかは謎のままである。その特異な能力と術により、多くの交戦相手がなぜ自分が傷つくのかも気づかぬままに殺害されていったと思われるが、シカマルにちょっとした言動からその能力の仕組みを推測され、ペインの命令により一度撤退したことで対応手段を執る時間を与えてしまった事が敗因となった。
角都
(かくず)
* 指輪 - 北 左手の第三指(中指)
滝隠れの抜け忍。白目の部分は赤く、瞳の色は明るい緑。普段は頭巾を被り口元はマスクで覆っているのが特徴。普段は冷静沈着だが、トラブルが起こると殺意が湧き仲間であっても容赦なく殺害するキレ癖があるなど荒っぽい一面も持ち合わせている。そのため過去にコンビを組んだ者はいずれも死亡しており、またナルトたちと交戦した際には、人柱力のナルトは生け捕りにしなくてはならないのにも関らず心臓を奪おうとした。パートナーの飛段と同様、相当の実力者である。戦闘時には、飛段に油断しないよう常に忠告している。金銭に対する執着心が極めて強く、性分なのか暁の財布役を担当している(質屋を経営している帳簿係の部下がいる模様)。尚、ペインに対しては極めて従順である。飛段とは価値観の相違はあるもののコンビを組んで行動している理由として、不死身である飛段は殺せないと理由付けている。戦闘における飛段とのコンビネーション技はお互いの類まれな不死身の能力を生かし、ほぼ死角がなく相性がよい(事実、戦闘において追い詰められ窮地に陥っても決して敗れることはなかった)。また、角都と飛段のコンビもデイダラとトビのコンビ同様、冗談交じりの会話を楽しんでいる。
体の一部を切り離し黒い繊維状のもので操ることができ、逆に切り離された体を繋げることもできる。この能力で飛段の切断された首とデイダラのちぎれた右腕を縫い合わせた。他にその繊維で敵を縛り上げたり、心臓を奪ったりすることも可能。より強い忍の心臓を生きたまま抜き取って経絡系やチャクラの性質ごとに移植し、それらを背中に宿している仮面の化け物4体として分身のように操り、5種類の性質変化全てを操ることができるほか、己のを含め5つの心臓を補充することができる(1つでも残っていれば補充が効く)。肉弾戦も得意で、防御の際には自身の土遁の術で体を硬化させる。これにより敵の物理攻撃を全く受け付けない。木の葉の初代火影と対戦した事もあるらしく、年齢が推定できないくらい長生きしている。再編成されたアスマ(カカシ)班に見つかり、写輪眼で土遁と見切られ雷切を喰らうも、化け物(水遁)が身代りになり、この直後に化け物を出現させて反撃に転じ、アスマ(カカシ)班を満身創痍まで追い詰める。アスマ(カカシ)班を救援すべく五代目火影により派遣されたヤマト班の増援部隊に配属されていたうずまきナルトと対峙、ナルトの習得した風遁・螺旋手裏剣に動揺しながらも、術の不完全さを見抜き長年の経験値の高さを明らかにした。ナルトとの接近戦を避け、遠距離攻撃タイプに変化させ臨んだものの、ナルトの奇策に欺かれ風遁・螺旋手裏剣を受け致命傷を負う。それでも虫の息となって生きており、なお桁外れの高い生命力を見せつけるものの、最後は確認に現れたはたけカカシの雷切で止めを刺された。
使用術一覧
* 土遁o 硬化の術(正式名称不明) * 風遁o 圧害 * 雷遁o 偽暗 * 火遁o 頭刻苦
トビ(うちは マダラ)
* 指輪 - 玉 左手の第一指(親指)
死亡したサソリの代わりに補充されたメンバー。頭髪は黒髪で右目付近の穴を中心に捻れ模様の施された仮面を被っている。ツーマンセルのパートナーであるデイダラを『先輩』と呼んではいるものの、余り敬意は込めておらず、デイダラのやられっぷりを冗談交じりに皮肉ったり調子のいいことを言ってはデイダラの癪に触れたりと、腰は低いようでいてふてぶてしく飛段とは違う意味で序列に囚われない性格。三尾との戦いではデイダラに助けを求めていたが、結果的に自身の術で仕留めており、またナルト達と交戦した際には、四代目以上の時空間忍術を使いナルト達の攻撃を次々とかわし、かなり戦闘力が優れていると思われる。その正体は、うちは一族の創設者・うちはマダラであり、暁の真のリーダーでもある。イタチとの戦いに勝利し満身創痍になっていたサスケを介抱し、イタチの起こしたうちは一族の虐殺の真相をサスケに語った。ちなみに九尾を口寄せしたのは彼の仕業だという説がある。(終末の谷での初代火影との戦いにおいては九尾を使役したカットがある)。15年前の九尾襲来は自来也が彼の仕業ではなかったかと推測してるが、本人曰く、あれは自身が口寄せした訳ではなく、本来の出現パターンの自然災害だといっているが、真偽のほどは定かではない(サスケを引き込むために嘘をついた可能性もあるため)また、その素顔を見た鬼鮫は、マダラを霧隠れの里の長である「水影」の名で呼んでいる。 木の葉の初代火影である千手柱間とは共に木の葉隠れの里を設立した「仲間」であり、木の葉の方針をめぐり戦った「敵」である。