知る人ぞ知る、あの《たんぽぽの会》が長年の沈黙をやぶり、ついに活動開始!!
恋人のいない貴男と貴女と私の強い味方!!
今日からはもうさみしいなんて言わせない、退屈なんてさせません。
《プロローグ》
むかしむかし、何をやっても冴えないしモテないし当然彼も彼女もいない若者たちがおりました。
何度振られても、何度涙流しても、決して笑顔を忘れない彼らはいつしか踏まれて踏まれても負けずに花を咲かすたんぽぽ例えられた。
雑草であるたんぽぽと呼ばれた彼らは気分を害するところか、俺たちにはお似合いだぁーと、喜びすら感じて最後はたんぽぽのワタゲにつかまって幸せに向かって飛び立とう。と誓い合い、夜な夜な集まっては酒盛りを繰り返していたらしい。