シューベルトの即興曲について語り合うコミュ
シューベルトは作品 90 と作品 142 で、4 曲ずつ、計 8 曲の即興曲を書いているが、いずれも 1827 年に書かれている。死の前年=晩年と言っても 30 歳を過ぎたばかり。彼の音楽的な天性が存分に発揮されていて、次々に湧き出る楽想や、簡素な中に光る飾らぬ歌ごころなど、シューベルトならではの言葉が豊かに響いてくる。
○ 4つの即興曲 作品142 D.935
(4 Impromptus Op.142 D.935)
第1番 ヘ短調 アレグロ・モデラート
No.1 f-moll Allegro moderato
第2番 変イ長調 アレグロ〜トリオ
No.2 As-dur Allegro-Trio
第3番 変ロ長調 テーマ、アンダンテ 変奏 I〜IV
No.3 B-dur Thema.Andante-Var. I - IV
第4番 ヘ短調 アレグロ・スケルツァンド
No.4 f-moll Allegro scherzando
○ 4つの即興曲 作品90 D.899
(4 Impromptus Op.90 D.899)
第1番 ハ短調 アレグロ・モルト・モデラート
No.1 c-moll Allegro molto moderato
第2番 変ホ長調 アレグロ
No.2 Es-dur Allegro
第3番 変ト長調 アンダンテ
No.3 Ges-dur Andante
第4番 変イ長調 アレグレット
No.4 As-dur Allegretto
作品 90 の方が一般的には馴染みがあると思いますが、作品 142 も聴けば聴くほど嵌ってしまう不思議な魅力があるのではないかと思います。
当コミュ内でのトピックは、シューベルトの即興曲、およびこれに関連する(または、これより派生する)コンテンツのみに限定させていただきます。
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「即興曲」について:
即興曲は Impromptu の訳語であるが、原語をそのままによんだアンプロンテュ(またはアンプロンプテュ)で使用されることも多い。即興曲には、たしかに即興的な要素も含んでいるが、即興演奏によって作られたものではなく、作曲家の自由な発想に基づいた楽想を小品としてまとめたものであり、ロマン派時代に用いられはじめた形式で、シューベルトの作品以外では、ショパンのものが広く親しまれている。
【検索語句】シューベルト 即興曲 ピアノ アンプロンテュ アンプロンプテュ Schubert Impromptu Impromptus 晩年