ルフトハンザ ドイツ航空系のLCC(格安航空会社)、ジャーマンウイングスのエアバスA320型機が、現地時間3月24日に墜落した。捜査当局は副操縦士が故意に墜落させたとの見方を示しており、人的要因で起きた事故となった。
乗客144人と副操縦士を含む乗員6人の命を奪った今回の事故で、世論はLCCや飛行機そのものの安全性に疑問を持ったはずだ。確かにこのところ、航空業界では大きな事故が相次いでいる。
2014年3月には、マレーシア航空のクアラルンプール発北京行きMH370便が、乗客乗員239人を乗せたまま消息を絶った。さらに同年7月には、同じくマレーシア航空のアムステルダム発クアラルンプール行きMH17便がウクライナ上空で撃墜され、乗員乗客298人全員が亡くなった。
年末の12月28日には、エアアジア・インドネシアのスラバヤ発シンガポール行きQZ8501便が墜落し、乗員乗客162人が死亡した。そして年が明けた2月には、台湾でトランスアジア航空(復興航空)の小型機が台北の松山空港を離陸直後、周辺に墜落して31人が亡くなった。
3月に入ると、国連の専門機関であるICAO(国際民間航空機関)は、タイ航空当局に対して、安全審査体制が基準を満たしておらず「重大な安全上の懸念(SSC)」があるとして改善を求めていることが発覚した。
タイ当局がSSCを指摘されたことで、タイの航空会社は、日本をはじめとするICAO加盟国への新規就航や増便などのスケジュール変更、機材変更などができなくなる。SSCの指摘を受ける前に認可された変更などは対象外なので、現在就航している便については、今後も問題なく運航を継続できる。
これを受けて、タイのLCCのノックスクート・エアラインは、3月末までに予定していた成田〜バンコク(ドンムアン)線の定期便就航を延期した。今後、日本路線を拡大するタイのタイ・エアアジアXも、5月1日から運航する札幌〜バンコク線の1日1往復の路線開設は認められたが、7月以降の運航は未定だという。
タイでは、4月13日〜15日が旧正月「ソンクラーン(水掛祭り)」に当たる。旅行需要が伸びる時期を前に、タイの中所得者層などの利用が期待できるLCCが日本に就航できなくなることで、盛り上がりつつあるタイ人の訪日需要にも深刻な影響が出るはずだ。
昨年は国内でもLCCのパイロット不足が問題になるなど、改めて空の安全に注目が集まってきた。さらに今年は、520人が亡くなった日本航空(JAL)123便墜落事故から、30年目の節目でもあるとともに約50年ぶりの国産旅客機となる三菱航空機のMRJの初飛行も予定されている。その後、国が安全性などを審査して2017年上期までに型式証明の取得を目指す。航空機の試験で、最も重要なことは安全性の確認。初飛行後、安全に飛べるかどうかは型式証明を取得する上で重要項目となる。
色々な切り口で、「安全」が改めて問われるのが2015年の航空業界だ。
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以上の航空会社は日本人旅行者が比較的利用しやすく、突然の破産や運航停止のリスクは少ないと思われる会社を厳選したリスト。これ以外にも多数LCCはあるが、突然の破産や運航停止のリスクもあるので予兆に注意したい。日本に就航していたビバマカオも破綻している。
詳細は「搭乗体験記リンク集 と 間違いだらけのLCC選び」というトビを参照されたい。
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