2千種以上の動植物が生息する北海道の釧路湿原で活動する野生動物専門の獣医師、斉藤慶輔氏を応援しよう。
"動物界のブラック・ジャック"の異名を取る斉藤氏は、絶滅危惧(きぐ)種のオオワシやシマフクロウなどの治療に取り組んでいる。交通事故や感電事故で瀕死(ひんし)の状態になった動物たちを独自の方法で救う斉藤氏だが、治療がゴールではない。患者の動物たちにリハビリを施し、野生に返すところまでが斉藤氏の仕事となる。動物たちの筋力を回復させ、獲物を捕るための闘争心など野生の心を呼び覚ますことで、初めて野生に戻すことが可能になるという。