小柄で八重歯はなぜ反則なのかっ
と云うコミュニティです
おきた「そうだっぺ! だとう くにおじゃゃゃぁぁぁぁぁ!!
くにおなんか ぷぷぷのぷーだっぺよっ!
めっためたの もっさもさに しちゃるんだっぺよぉぉぉぉぉ!!!」
沖田が大声を出したその時、
体育館の陰から何者かが高速で走ってきた。
???「この きんぱつ!
くにおせんぱいの わるぐちをいうなーーーーーっ!」
それは鮮やかな飛び蹴りだった。
しかも一度蹴った後、高速で3回さらに蹴りを入れている。
大きな沖田の体が簡単に空中に舞った。
沖田の顔はまだ叫んだ状態の表情をしていた。
それだけ一瞬の出来事だったという事だ。
そして、そのまま高速回転しながら太い木に激突する沖田。
白目を剥いてダウンしている。
そして、末城の目に前に沖田を倒した張本人が空中から降りて来る。
軽い身のこなしでスタッと着地。スカートがふんわり。
女の子だった。
しかもかなり小柄な女の子だ。
末城は呆気にとられていた。
女の子は末城を見るとニッコリ笑った。
八重歯が印象的だ。
おんなのこ「あなたが すえしろさん?」
すえしろ「う うん そうだけど…。」
おんなのこ「ふ〜ん、さすがだね。」
すえしろ「なにが…?」
おんなのこ「いっぱつも やられてないってこと。
さすが くにおせんぱいに
みこまれただけの ことはあるね。」
すえしろ「いや そ そうでもないけど…。」
おんなのこ「あたしは “くにこ”。
ちょっと すがたさんたちが よんでいるんだけど
いっしょにきてくれます?」
すえしろ「う うん いいけど。」
振り返る末城。
沖田はまだダウンしていた。
しかし、その顔はなんだか幸せそうに見えた。
よ〜く見ると額あたりに鳥のフンがついていたが、まあいいか…
とそのままにしてクニコについて歩き出した。
『ダウンタウン熱血物語2』原作本より
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