1993年5月16日。パンクラスは、船木誠勝、鈴木みのる、冨宅飛駈、高橋義生ら、理想に燃える若きプロレスラーたちによって設立されました。
団体名は、古代オリンピック競技のひとつ「パンクラチオン」の、さらに元となった格闘技の名称からとられています。
ギリシア兵士たちが護身術として身につけたといわれる、この格闘技のシビアさがパンクラスの根底にあるとするならば、未来を目指すキーワードは、スローガンの「ハイブリッド・レスリング」と言えるでしょう。
HYBRID=雑種。「さまざまな格闘技のエッセンスを消化することによって進化する」ことを意味します。すなわちパンクラスとは、シビアな闘いの中で、常に強さを求めて進化を続け、さらに観客を熱くするプロレスならではの「華」を備えた、新しいプロ格闘スポーツなのです。
試合会場は常に、張りつめた静寂と爆発的な歓声が交互します。喉への締め技、関節の打撃などが認められるこのマットでは、決着がつく瞬間が予想できません。もちろん手抜きや馴れ合いの入る余地もありません。そのため「一瞬たりとも見逃せない」という緊張感がファンの目を、リング上の一挙手一投足に釘付けにするのです。
事実、格闘技界では、1分足らずで勝負がつくこともあるパンクラスの試合を指した「秒殺」という言葉が、流行語にもなったほどです。
話題性豊富なパンクラスは、プロレス・格闘技系の専門誌はもちろん、一般メディアにもしばしば取り上げられ、着実にファンを増やしてきました。試合ビデオ・選手入場曲CDやTシャツ等の関連商品も、この分野のものとしては驚異的なヒットを記録しています。格闘技ファン、プロレスファン、さらには「自分もやってみたい」と現役格闘家までをも魅了するパンクラスに、ぜひご注目下さい。
PANCRASE official HP
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