サスキア・オルドウォーバース(Saskia Olde Wolbers)
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1971年オランダに生まれ、現在はロンドンを拠点に活躍するオランダ人作家。
非常に込み入ったミニチュア・セットを制作し、それを撮影することで透明感のある不思議な質感を持つ映像を作り出す。
美しくも寂しい無人の映像世界−−心地よく魔術のように語り掛けるナレーションとともに観る人の心の中へ、記憶へと入り込んでゆく。人が全く登場しない無機質な風景の中、近未来の「入り組んだ物語」が語られ、観る側は主人公の自我がまるで自分のものであるかのような感覚に陥る。
物語の多くは悲劇的でとても奇妙なもの。しかし実際に報道されたニュースなどがイメージソースになっているため誰にでも起こり得ると思わせる現実味を持ち、やがて観客は共謀者として物語に取り込まれていく。
2003年にバロイーズ・アート賞を、2004年には英国のベックス・フューチャーズ賞を受賞。2005年は『Art Forum』誌の「ベスト・オブ2005:11人の批評家とキュレーターがアートの一年を通して決定」に選ばれる。制作には平均して1−2年を要するため、これまでに発表された作品は9点のみ。
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MAMプロジェクト 007
「サスキア・オルドウォーバース」
4月25日〜7月13日
森美術館
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(同時開催:「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展」)
「サスキア・オルドウォーバース」展
4月25日(金)〜5月31日(土)
オオタファインアーツ
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「ターナー賞」展で彼女の映像に出会い、驚愕 とても心地のよい感覚でした。
参考
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制作の様子が少しわかります
2002年
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