平成20年5月
ネコの親子を保護していました。
小猫の里親が決まり始めたところ、お母さんネコのトトロは膀胱より大量出血。
緊急輸血が行われようとしましたが、トトロはB型。
輸血をすることで、骨髄が血液あるよね!!と勘違いして造血をやめてしまうことがあるので、輸血するかどうかぎりぎりまで考え、
あえてクロスマッチだけでA型を輸血するかと言う方法も
考えましたがドクターの判断は輸血せず。
そんななか、B型の血液を持つ猫ちゃんのオーナーさんよりメッセをいただいて。
A型だったオーナーさんたちも、
みんな、本当にありがとうございます。
トトロちゃん、正直金食い虫さん。
でもね、トトロちゃんは私たちになんかを教えるためにきてくれたのかもしれないとおもいます。
B型の猫がこんなにいないなんて。
B型の多い猫種を扱うブリーダーさんにも電話までしちゃいました。
血液検査すらお断りで、供血なんて…
すべてのブリーダーさんではないけれど、
お電話した方々は手厳しかったです。
猫のB型は世界中で30%
日本ではわずか10%足らずだそうです。
今回、トトロちゃんのために色々調べてくださったかたのなかに
同じようにB型の猫ちゃんの闘病で
輸血ができずにいた方が3名ほどいらっしゃいました。
今回のことをきっかけに
猫の血液型を調べることをもっと啓蒙できたらとおもいます。
猫ちゃんの輸血は通常、血液型は調べずクロスマッチだけですることがおおいです。
1度目の輸血は問題発生率は少ないのですが、
私自身数年前に血液型不適応の輸血で
わずか3滴体に入っただけで呼吸が荒くなり、ステロイド投与した子や、輸血の副作用で溶血が始まり、下血が続いた子もいました。
そして2回目以降の輸血のリスクはかなりあがります。
輸血がどうしても必要な場合があります。
そういったことを考えると、
家族として一緒にすごしている猫の血液型は知っておいた方がいいと思うのです。少しでも輸血のリスクを減らしてあげるために。
トトロちゃんの子供は全世界でも10%とされるAB型の可能性もあるわけで・・・
いろんなことを考えました。
今回、トトロは治療の甲斐あり、輸血を現状では行っていませんが
その危険性は隣り合わせです。
また、悲しくも輸血ができずに世を去った猫ちゃんがいること。
同じようにならないように何か考えなくてはと思っています。
とりあえず、コミュをひとつ立ち上げます。
ネコちゃんには血液型があります。
A・B・AB型があります。
日本にいるねこは90%がA型とされます。
供血が必要なとき、声を掛け合っていければとおもいます。
ここに、登録をしたからといって、必ずできるわけではありません。
血液型が同じで、さらにクロスマッチが必要です。
(凝固、溶血など・・・)
また飼い主さんの都合などもあるでしょうし、ネコの体調もあると思いますので、お互いに連絡を取り合いながら活用できればとおもいます。
発起人であるチョコママは落ち着きがないのでしょうか・・・
いつもばたばたしております。
緊急時にはメッセでお願いします。
このトピに登録していただく際には
最低限エイズ白血病ウイルス検査を済ませ陰性であることを条件とします。
コロナウイルスについてもできればしてあることが望ましいですが
コロナの値に関しては多頭飼育などの場合高いこともありますので、
輸血を必要とされるがわとする側できちんと話しをしてください。