☆オフィシャルサイト
http://
開催趣旨
2008年は洞爺湖で環境と気候変動を重要テーマとしたG8が開催されました。いよいよ目に見えてこの地球が待ったなしの状況であることに多くの人が気づき始めました。まさに環境元年であるこの年に、私たちは民間のトップダウンで物事を起こせるように地球環境グローバルサミットを開催し、政治や草の根運動だけでは解決できないこの世界の状況を大きな影響力を持つ企業が変革することによって解決できる道を提案したいと思います。
2007年にノーベル平和賞を受賞され「不都合な真実」で世界中の人々にこの温暖化問題が及ぼす、全人類がはじめて経験する壊滅的な危機を警鐘された元アメリカ副大統領アル・ゴア氏をお招きしこの地球環境グローバルサミットの開催を全世界に発表いたします。
企業の社会的責任ということでCSRの概念が出来て久しいですが、多くの企業のその取り組みはまだまだ不十分です。この度、CSRのスペシャリストのパトリシア・ベーダージョンストンさんをモデレーターとして先進的な取り組みをされている企業の方々をお招きして、CSRラウンドテーブルとしてその取り組みを皆さんに知って頂きたいと思います。特に日本ではCSRというと余った企業利益で社会貢献に回すといったイメージがCSRの実態では無いでしょうか?待ったなしの全人類的な環境問題は影響力のある企業がその社会的な責任において全面的に取り組むべき状況です。それを新たなビジネス手法としてグローバルに広げて行くことを目的として今回の地球環境グローバルサミットを開催し、来年のイタリアG8サミット以降も継続して大きなムーブメントとなるようより多くの方々に賛同いただければと願っています。
地球環境問題 全人類的な地球環境の危機
1969年7月、人類史上初めて月面に足跡を記した探査隊が、青い地球の映像を我々にもたらしました。この年を機に、地球環境への関心が高まり、アメリカで始まった環境保護運動はやがて全世界規模の活動へと発展していきました。
人工衛星の技術によって、詳細に渡る地表調査が可能になったことによって、世界の発展途上国で急速な自然環境破壊が行われていることが明らかになります。また、先進国での公害汚染問題が明るみになり、逆に発展途上国によって、先進国の公害が経済発展による代償として批判を受けることにもなりました。現在60億人を超える人口を抱える地球は、その4分の3が発展途上国に集中していますが、そこでの過剰な耕地開拓が生態系を崩壊させ、アフリカなどの荒廃した土地では飢餓が蔓延しています。
先進国が豊かな暮らしを維持するために浪費した資源は、有害物資に姿を変え、その汚染は地球の隅々にまで広がっています。これによって氾濫した汚染物質は、現代の観測技術によって、地球の成層圏から深海に至るまで、いたるところで発見されています。
今や、北極の白熊から高濃度のPCBが検出され、南極のペンギンからもDDTが検出されるという事態に陥っています。また、汚染源とは無縁の土地に住む人々でさえ、基準レベルをはるかに超えた水銀、鉛などの有害重金属や、放射性物質を体内に蓄積しています。大気中に放出された汚染物質は、酸性雨となって地上に降り注ぎ、全世界の森林を激減させています。これら自然破壊と環境汚染から、観測史上考えられないほどの異常気象を招き、二酸化炭素の激増による地球の温暖化は、誰もが体感できるほどの状態にまで進行してしまいました。
※ PCB ポリ塩化ビフェニル・人体に対する毒性が強く、自然体および生体に蓄積されやすいため、現在製造・使用禁止されている。
DDT 機塩素系の殺虫剤、農薬に使われているが、自然界で分解されにくいため、長期にわたり土壌や水循環に残留し、食物連鎖を通じて体内にも取り込まれる。
緊急な人類の課題
世界共通の深刻な問題 地球環境
現在、研究者の間では、もし人類が核戦争で滅びるのでなければ、自らが招く生息環境の破壊が原因になるであろうと言われています。過去30年の間、瞬く間に進行した環境汚染は、人類400万年の歩みの中ではほんの一瞬に過ぎず、このまま進行を続ければ、この警告が近い将来に現実となりうる可能性を帯びています。人類は、この一瞬とも言える短期間のうちに、地球環境にとって危機的なダメージを与えてしまったのです。
およそ150億年前に起こった宇宙の大爆発で太陽系の中に地球が誕生して以来、今日までを1日の長さにたとえると、人類の誕生は最後のわずか10秒前に起きた出来事に過ぎません。現代に至っては、最後の1秒の1000分の一にも及ばない計算となります。この微小な時間に、現代人はこの地球の環境をすっかり変えてしまったことになるのです。
地球には、これから何千年、何万年と我々の子孫が生き続ければなりません。自らがもたらしたこれら環境破壊を、壊滅的な事態が起こる前に阻止し、次の世代のために改善していくことを、人類規模で行っていかなければならない時期に来ていると言えるでしょう。
「私たちが直面している気候の危機は、一見ゆっくり起こっているかのように思えるかもしれない。しかし、実際には物凄い速さで進行しているのだ。」 アル・ゴア著 「不都合な真実」より
日本から全世界へ
ノーベル平和賞を受賞した元副大統領アル・ゴア氏を迎えて、 全世界から環境問題に取り組む企業が集結。 2008年、G8の開催国であるこの日本で第一回目となる「地球環境グローバルサミット」を開催し、G8の開催国を追いかけて継続的に開催する計画です。
これに、環境問題に積極的に取り組んでいる国際企業のリーダーたちが参加することによって、大規模な支援活動の展開を可能とします。
早稲田大学の大隈記念講堂で行われる地球環境グローバルサミットのメインイベントには、地球環境問題において世界で最もその名を知られる元アメリカ副大統領アル・ゴア氏が参加します。ゴア氏が自ら出演して地球環境の危機を訴えた映画「不都合な真実」でアカデミー賞を受賞し、2007年にはノーベル平和賞も受賞しています。
全世界で地球環境問題を訴えてきたアル・ゴア氏は、地球の温暖化による急激な気候変化、多発化する自然災害の恐ろしさを私たちに伝えた第一人者として知られています。
さらに、グローバルな展開をしている企業に、世界の共通テーマである環境問題ついてのそれぞれの取り組みを発表していただき、これらの内容はレポートとして企業の寄付金とともに国連ユネスコの環境プログラムに届けられます。
☆関連プロジェクト
アフリカミッション2008
http://
困ったときには