魁皇に憧れて相撲をはじめ[1]、全ブラジル相撲選手権大会・無差別級で優勝した経験を持つ日系ブラジル人3世。2006年7月に来日し、元十両・若東の黒田吉信から紹介された友綱部屋に入門した。身長194cmの大柄な体であり、序ノ口、序二段で6勝1敗の好成績を挙げ、いずれも1場所で突破、2007年3月場所では三段目に昇進する。三段目では最初の2場所は好成績を挙げたが、その後3場所連続で負け越す。しかし2008年に入り6勝1敗、5勝2敗と立て続けに好成績を挙げ、同年5月場所では幕下に昇進した。
幕下昇進後、2場所連続で勝ち越すも、その後3場所連続で負け越し再び三段目に降格、しかし1場所で幕下に復帰、5勝2敗、2勝5敗と続いた後、西幕下46枚目の地位で迎えた2009年9月場所で7戦全勝したが、同じく7戦全勝だった臥牙丸に優勝決定戦で敗れ、自身初の各段優勝となる幕下優勝を逃した。2010年5月場所、東幕下2枚目で5勝2敗と勝ち越し、翌7月場所に新十両に昇進し、11月場所に4人での優勝決定戦で勝ち十両初優勝を飾った。2011年1月場所は十両筆頭で勝ち越し、5月技量審査場所で新入幕を果たした。その5月技量審査場所では初日から9連勝するなど序盤は好調であったがその後失速し、10勝5敗になった。新入幕で9連勝は1980年九州場所の佐田の海以来31年ぶりの快挙であり[2][3]、初の三賞である敢闘賞を受賞した。場所後の白鵬の優勝パレードでは旗手を務めた。2011年7月、魁聖を来日から5年間追いかけたドキュメント、『ザ・ノンフィクション・魁聖の初心〜大相撲へのメッセージ〜』がフジテレビにて放送された[3]。
http://
困ったときには