現代広告の父 − David Ogilvy(1911〜1999)
かつてタイム誌に、
「今日の広告業界でもっとも人気のある魔術師」と呼ばれ、
ハサウェイ・シャツ、ロールス・ロイス、英国旅行協会など
数々の名キャンペーンを残した広告界永遠のヒーロー。
広告に、人生をかけてやると思わせてくれた尊敬するデヴィッドさん。
そんなデビッドさんが残した刺激的で、迫力と自信に満ちた広告名言を掲載していきます。
出所は主に「ある広告人の告白」から、
この本を読んだ方、コミュニティを呼んで共感を得た方、
広告人としてこれから人生を歩んで行く方、
ぜひご参加ください。
デビッドさんの遺言(1988)
?成功する広告を作るのは技術である。インスピレーションもまったくいらないとは言わないが、ほとんどは技術と努力にかかっている。もし、あまり才能はないが、レジ際で本当に効果を発揮するのがどういうテクニックかを知っているなら、あなたは間違いなく成功する。
?ものを売る代わりに人を楽しませたい、という誘惑は疫病だ。
?あるCMと他のCMとの差は、売り上げという点から見ると、一九対一にもなるほど大きい。
?広告を書く前に、その商品について知ることは必ず役に立つ。
?成功のカギは、たとえばもっと美味しいとか、より洗いあがりが白くなるとか、もっと燃費がいいとか、顔色がよくなるとかいうふうに、消費者に利益を約束することだ。
?広告の役目は、ほとんどの場合、その商品を試すよう消費者にくどき伏せることではなくて、同じ商品軍の中の他の商品に比べて、より頻繁に使ってもらうようにすることである。
?ある国でうまくいったことは、ほとんどの場合他国でもうまくいく。
?雑誌の編集者は、広告屋よりもコミュニケーションがうまい。彼らのテクニックをまねるべし。
?キャンペーンのほとんどは複雑すぎる。目標がいくつもあり、何人もの重役たちの異なる意見をなんとかすり合わせようとしているからだ。あまりにも多くのことを実現しようとすると、結局は何もできない。そういう広告は、まるで委員会の議事録のようだ。
?女性向け商品の広告を男性に書かせるな。
?よいキャンペーンは、長年にわたってセールス力を落とさず使い続けることができる。私がハサウェイ・シャツのために作ったキャンペーンは二一年間も使われ続けた。ダブ石鹸のキャンペーンは三一年間続いているが、今やダブはベストセラーだ。
(更新中080202)
困ったときには