〜癌宣告を受けても尚歌い続ける男〜
彼「川津 誠司」は現在38歳で出身は大分県日田市です。
彼は高校中退で、高校中退後博多に出てで働きながら歌っていたのですが、22歳の時に上京して都内のライブハウスを中心に音楽活動を続けていました。
昨年の5月に帰郷して、地元で再び音楽活動を始めました。
地元ではアコースティック一本で活動していましたが、同年9月に地元のバンドマンがヘルプで参加した「THE HEATERS」を結成。
10月にはスカーフェイスにて「THE HEATERS」の初ライブが行われました。
11月のある日、友人から彼が入院した事を知らされました。
その時自分は大袈裟には考えていなかったのですが、11月下旬彼が「舌癌」という事を知りました。
後日お見舞いに行った友人から、舌癌から転移して「喉頭癌」にもなっている事を知り12月2日にお見舞いに行きました。
彼は凄く痩せていて、呂律も回らないほどでした。
また、彼から早急に喉の声帯を除去する手術を受けないといけない事実を知らせれました。
手術は二週間後の12/16に決まっているそうでした。
彼は歌が歌えない位なら、「手術は受けないと」硬く手術を拒んでいたそうですが、家族や友人の説得の末手術を決意したそうです。
彼は「声帯を取る前に一番新しく作った曲をレコーディングをしたい」と言って来ました。
その曲がYouTubeにアップしている曲「風を斬って」です。
この曲は東京から帰ってくる直前に、彼が仕事をしていた職場の先輩に送った歌だそうです。
お見舞いに行った翌日「THE HEATERS」のメンバーを集め、状況を説明して急ピッチでレコーディングの準備に掛かりました。
Vo入れは12/9(日)に決定していたので、曲の構成、アレンジ等をメンバーで話し合い12/5からレコーディングをスカーフェイスで行いました。
メンバーはみんな平日仕事をしているので仕事が終わってから、夜遅くまで掛かって何とか、12/8にオケを完成する事が出来ました。
そして翌日、彼がスカーフェイスにやって来て、すぐにVoの録音を開始しました。
Vo録りは彼の喉を考えるとワンテイクしか出来ないと判断し、一小節ごとに区切って2チャンネルで録音しました。
録音中一小説歌うごとに壁にもたれ掛かり、とてもきつそうでした。
それでも何とかワンテイクでとり終えました。
それから、CDの写真取りをしました。(スライドショーの中で5人で写っているのがメンバーです)
それから手術の前日に彼が退院した事を友人から知りました。
やはり、声帯を取らずに治りたいとの事でカルテを貰って退院したそうです。
それから福岡の病院を10日位回ってみたのですが、何処も受け付けてくれず、
12月の後半に再度元の病院に入院して現在に至っています。
幸い声帯は取らずに、これから抗がん剤と科学治療で治療していくそうです。
彼の歌声はまだ生きたいんだ!
という魂の叫びです。
皆さんからの励ましの声が頂けると幸いです。
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「THE HEATERS」
〜風を斬って〜
作詞/作曲:川津 誠司
楽しかった時間は、今風を追い越して
忘れぬ思いと共に旅に出る・・・・
壊れきったこの俺に 眩しい笑顔ありがとう。こりゃマジで
振り出しへ戻る俺に 力をくれた
風を斬って駆け抜ける 男達の声が響いて
振出へ戻る俺に力をくれた
風を斬って駆け抜ける 男達の声が響いたら
巻き上げる砂ぼこりと共に旅に出る
風を斬って駆け抜ける 男達のブルース聞きながら
巻き上げる砂ぼこりと共に
see you again・・・・・
「THE HEATERS」
Vo,SEIJI KAWAZU
Gu,KENJI HIROSE
Gu,OSAMU ETOH
Ba,HIRONARI YAMANE
Dr,MASAHIRO SAKURAGI