●紀野恵 きのめぐみ。歌集に『さやと戦げる玉の緒の』『閑閑集』『フムフムランドの四季』『水晶宮綺譚』『架空荘園』など。サイト『静かな海と楽しい航海』。 http://
●紀野は1965年(昭和40年)生まれ。1982年で角川短歌賞次席に選ばれたのが弱冠17歳で、デビュー当時から天才の名を欲しいままにした人である。
紀野の短歌の特徴は、年齢とは不釣り合いな新古今風の王朝的古典語法と、他に類を見ない歌柄の大きさである。
以上、グーグルからの転載です。
管理人は紀野さんの歌集をたまたま持っているだけで、詳しいことは全くわかりません。
紀野さんの歌を好きな方、奮ってご参加ください。
*管理人選*
ちひさくて地に近くして草いろのいきものの眼のつまびらかなる
木が変になつても葉擦れそよろちり思ひ出ださむゆふぐれの、ちり
ピアノまで向かふ遥けき道のりの階段(きだはし)にけふ花が散り入り
考へぬ。世紀さいごの数秒にいふさよならのいくつ耀く
ばら色とそら色の女友達が止せと言ふ 川飛び越ゆる
昼を寝るかそけき風を慕ひつつそれより外は恋しくもなし
眼交ぜするとき入り混じる陽の筋が痛きやうなるこの夏至の庭
ポケットに煙草を探す路地裏に点すときわづか掌のうちは聖
うち棄ててある自転車の滲む曇天被きて歩む
*トピックの作成など、どうぞご自由に!
管理人はコミュニティ管理初心者なので様子をみながらぼちぼちやっていきます。