学校社会学

　心のもやもやをサァッと吹き飛ばし、遠くまで見える空への招待切符を運んでくれる。社会学の視点は、日本の心理学主義の限界を突き抜ける光の矢だ。


教育社会学の研究領域は主に三つ。
1.「社会としての教育」。教育を一つの社会的な事実・現象と捉え、その社会構造と構造の変化・社会化過程・社会規範を研究する。たとえば、フォーマル・インフォーマルな社会集団としての学校、教師と生徒の関係、教授・学習過程の構造を分析したりする。

2.「社会→教育」。政治・経済・マスコミ・地域社会が、教育にどんな影響を与えているのか、同時に教育は政治・経済・マスコミ・地域社会にどんな影響を与えているのかを社会構造と構造の変化・社会化過程・社会規範を歴史と比較を交えながら考察する。

3.「教育→社会」。受験競争、いじめ、自殺、不登校、引きこもり、少年犯罪、校内暴力・非行などの、教育の問題を対象として、その社会構造・社会関係・社会規範・歴史的背景や他国との比較を行って考察する。


　これからの課題として、
・計量的手法の精緻化
・現象学的・解釈学的手法の開発
　が考えられている。




　このコミュは教育社会学の中でも、学校で起こる事象を社会学的に読み解こうというスタンスのコミュニティです。学校でどんな事象が起こり、その事象の意味を考えよう。教育社会学上の課題に立ち向かう武器が見出せるかも。
「意見交換」しましょう。