小さい子どもを抱える5人の母の会「グリーンママン」のバンビが言い出しっぺのコミュニティです。
グリーンママンは平和と環境問題についてのイベントや「情報の発信」などの活動をしています(特定の政党や宗教とは関わりがありませんのでご安心下さい)。
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愛知県の豊川水系に、「設楽ダム」が建設される予定です。私は昨年2月まで、愛知県に住んでいながら、このダムの存在を全く知りませんでした。いや、「意図的に知らされていない」のではないかと思うほど、地元の人たちも「知らない」のが現況です。
そして、このダム工事のことを知れば知るほど、理不尽な計画に怒りがこみあげてきます。
「設楽ダム問題」
30数年前、もともとは治水・利水目的でダムの建設が計画されたそうですが、豊川総合用水事業が完成し、今は水の供給基盤は十分整備済みです。
治水に関して言えば、ダムが造られてもカバーできるのは流域全体のたった8.6%、しかも水位を減らせるのはわずか35センチです。
また、「風呂の残り湯で洗濯」「雨水利用」「トイレを節水型(新しいトイレはほとんどが節水型だそうです)」などで水の節約をすれば従来の半分以下の水で「今まで通りの暮らし」ができます(ダム推進派の提示してくるデータのほとんどが「デマ」だそうです)。
もはや、ダムをつくるメリットは「無し」なのです。
それなのに、ダム工事は見直されることもなく、当初の計画通りに進んでいく予定です。政治家や大手ゼネコンなど一部の人が儲けるために、です。
それにより自然は破壊され、絶滅危惧種や天然記念物に指定された生物などの生態系への悪影響は大きいものです。
豊川は死滅し、三河湾は壊滅的になるだろうと予測されます。
今、世界では脱ダムの傾向にあります。アメリカでは米国政府が1993年に「ダムの時代は終わった」として、現在では500を超えるダムが撤去され、自然環境の再生が進んでいます。フランスでは政府方針としてダム全廃を掲げている、という話も聞きます 。日本は時代遅れなのです。
当初2000億円かかると言われていたダム工事ですが、8000億円かかるのではないかと言われています。
ただでさえ、現在、愛知県には3兆8千億円の借金があり、県民一人当たりの借金は61万円となっています。返せるメドの立たない借金をまた増やすことになります。
この無茶苦茶なダム工事の真実を、実は地元の人ですら知らされていないのが現状。
自然を守っていかないと「地球が危ない」状況になっている今、大金を使って自然を破壊することを止めなければなりません。
(日本各地で計画されている「無駄なダム工事をストップ」させるためのムーブメントを巻き起こしていきましょう)
田中優さんも設楽ダムについて記事を書いて下さっています。
http://
設楽ダムを止めるために私たちができることは5つ。
1.過去に「設楽ダムを作って欲しい」と言っていた下流域(豊橋、豊川、蒲郡、新城)の人たちに「もう要らない」と言ってもらう。
そのためにはこのダムがいかに不要か、いかに環境を壊すのかということを知ってもらう。数々のダム工事をストップさせてきたNGO活動家「田中優さん」の講演会を、下流域の人たちに聞いていただきたい。グリーンママンのメンバーは下流域の人たちとの接点があまりありません。どなたか下流域に住む方にお知り合いはいらっしゃいませんか?力になって下さる方がいらっしゃれば是非ご紹介下さい!
2.「設楽ダムの建設中止を求める会」の会員を増やすことで、裁判に有利になります。会員は2,000円です。どうかご協力下さい。振込先は「00870−1−134146(設楽ダムの建設中止を求める会)」。
3.会員になるのは無理だけど、募金をして「反対してます」の意思表示をします!という方は「00870−1−134146(設楽ダムの建設中止を求める会)」まで。 資金がなく、反対運動の代表をしている方が活動にかかる予算のほとんどを負担しているのが現状です。金額は自由ですのでどうぞ宜しくお願いします。
こんな理不尽な工事を許すことはできません。無駄な自然破壊を看過することはできません。どうかみなさんのお力を貸して下さい。」無駄なダム工事を日本中からなくしたいと思ってます。
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