迫力のあるアニメーション・リアリズム
実写ではないのだから、どんな嘘でもつける──
こういった安易な発想が、“アニメーションの無限の可能性”という呪文から生まれるとしたら、私たちとしてははなはだ心外と言わなければなりません。
言うまでもないことですが、
この作品にはただの自動車などは一台も登場しません。
“自動車”などというものは存在しないからです。
存在するのはポルシェ911S、ベンツSSK、フェラ−リ312B、ロータス72、フィアット500、ミニクーパーS、CITROEN DS・2CV…
などといった具体的な車種のはず。
ルパンが無造作に使うライターも、うまそうに飲みほすブランデーも、
ただのライター、ただのコニャックではあり得ない…。
これは大隅正秋氏、大塚康生氏ほか、作画陣の信念にも似た覚悟なのです。
そして音楽は…
ムダな音の無い静けさから聞こえてくる闇の中から颯爽と忍び込む足音のようなドラムソロ。
かと思いきや、激しいアクションを感じさせる情熱的な音楽とチャーリィー・コーセイの歌声。
日本アニメ界では初のフル・アニメーションOPとして知られている。
まさに名作中の名作だが、演出家(大隅正秋氏)が交替したためにたった3話(正確には4話)しか放送されなかった伝説のオープニング。
旧TVシリーズ・オープニング
【第1話〜第3話・第9話】放映
主題歌 ルパン・ザ・サードの歌(CD記載タイトル ルパン三世その1)
作詞/東京ムービー企画部
作曲/山下毅雄
歌/チャーリー・コーセイ
スタイリッシュさと、コミカルさ、そしてアダルトさの絶妙なバランスを持つこのオープニングと主題歌を愛する人、是非。
特にコレといったイベントなどはございません。
自己紹介感覚のコミュ参加でももちろんOKですので。