尾てい骨のあたりの表皮が腫れて膿が溜まり、やがて患部の猛烈な痛みで立つ事も歩く事も困難になる怖ろしい病気、それが毛巣洞(もうそうとう)。
体毛が摩擦で毛穴から体内に潜り体内で化膿、毛穴を通り道にして表皮に膿が溜まっていくものと言われ、放っておくと風船のように患部が膨らみ続け、やがて患部が破けてパンツが血の海になりますが、そうなるといままでの痛みがウソのように無くなります。
しかしそれはあくまでその時だけで、再発の可能性が非常に高く、完治には入院をともなう手術が必要です。
痛みを我慢し、なんとか歩けても尻をおさえつつ腰が引ける格好でひょこひょこ歩くさまは、他の人から見れば非常に滑稽な姿ですが、私らにとっちゃそんなことはどうでもよい位の痛みに泣きそうです。
そんな苦労をして病院に行って説明しても「はぁ?」みたいな反応をされたあげくに尻をさらけ出さなくてはならない悲しい病気です。
昔は米軍の若い男性兵士に多く発症例があったとのことで、別名「ジープ病」ともよばれています。
比較的毛深い30代前後の若い男性に発症が多いが、女性にも発症例があるらしいのであなどれません。
この病気に苦しんでいる方(←管理人)、苦しんでいた方、治療に関わって下さっている方…
恐怖の毛巣洞(ジープ病)について、語り合いましょう。