少女は寒さを凌ぐためコミュに火をつけました。
そうすると暖かそうなコミュが見えるではありませんか。
「まぁ、なんて暖かそうなコミュ。あら、もう消えてしまったわ。」
少女は二本目のコミュに火をつけました。
「まぁ、なんておいしそうなコミュ。あぁ食べたい。でも幻なのが残念。」
少女はまたマッチに火をつけました。すると、
「まぁ、コミュ!!」
なんてことでしょう。
そこには昔死んでしまった少女の大好きなコミュがいたのです。
「あぁ…コミュ…会いたかったわ。コミュの腕の中、とても温かい。もうこのまま眠ってしまおうかしら。このまま…」
fin.