◆テーブルホッケー(Table Hockey)
別名アイスホッケーゲーム。1チーム6体(FW3 DF2 GK1)の人形を「棒の押し引き&回転」で操作し、得点を競う卓上ゲーム。シンプルではあるが技術なくして点は取れない上、集中力、戦略性なども要求され競技性が高い。試合は1ゲーム5分間(公式ルール)。
かつて日本で野球盤が人気を博したのと同様、アイスホッケーが人気スポーツの国ではテーブルホッケーが広まり、1950年代頃から北欧や北米の各社が独自のゲーム盤を製造していた。スウェーデンやカナダでは男の子へのクリスマスプレゼントの定番だったと言われる。
各メーカーがそれぞれ改良し進化を続けていたが、90年代にはアイスホッケーの特徴であるゴール裏スペースを見事に再現した名機、スウェーデンのSTIGA(スティガ)社製「プレイオフ」が世界標準となった。
スウェーデンを中心に競技大会が各地で行われるようになり、1989年以降2年に一度世界大会が開催されている。2007年はロシア・モスクワ、2009年はハンガリー・ブダペスト、2011年はフィンランド・南西の古都トゥルクで行われ、今年2013年はノルウェーがホスト国と決まっている(いずれも6月)。
参加国数は20ヶ国前後で、主な強豪国はロシア、フィンランド、スウェーデン、チェコ、ラトビア。
日本での歴史は意外に古く、70年代後半から輸入された当時のゲーム盤による大会が、キデイランド原宿店主催で行われ多くの愛好者が腕を競った。
ラビット関根時代の関根勤さんも参加したことがある。
キデイランド杯は80年代後半で幕を閉じたが、以降も90年代後半までは大会が行われ、複数の日本人選手が世界選手権などへの遠征を果たしている。
日本でもそこそこ人気のあるエポック社サッカーゲーム(サッカー盤)も構造的には同じだが、転がるボールを人形の足だけで操作するサッカーに比べ、平らなパックをスティックで扱えるホッケーの方が、様々なパスが可能でより高度なプレーが楽しめる。
仲間とワイワイ盛り上がるのもよし、真剣に試合形式で戦うのもよし、そして世界の強豪に挑戦するのもよし。
テーブルホッケーを語りましょう。いや、語るだけでは物足りません、一緒にプレーしましょう!
◆リンク
スティガ・スウェーデン本社
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国際テーブルホッケー連盟
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テクニック紹介!(ロシアテーブルホッケー連盟サイトより:ロシア語)
http://
日本の輸入代理店
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